名将の考えはいかに――。2011年シーズン以来のJ1昇格即Vを狙う柏は、8日に行われた横浜FC戦で1―3と完敗。リーグ戦再開後、2連敗を喫した。

 0―1で敗れた4日のFC東京戦について、ネルシーニョ監督は「ポジティブな要素は多かった」と話していたが、今日の試合はいいところがなかった。

「特に前半がひどかった」と21分に先制を許す苦しい展開。前半終了間際に1点を返すも、後半にオウンゴールなどで2点を奪われた。「戦術、技術ともにレイソルにとって思わしくない結果に終わった」と唇をかんだ。
 柏は新型コロナウイルスの感染予防として、中断期間は対外試合を実施していない。選手らも試合に慣れていない面が少なからず見られる。

 それでも指揮官は「再開に向けて準備してきたが、当然ながら序盤は困難に直面するだろうなってことは想定していた」とした上で「我々はこの困難を少しでも早く乗り越えたい」と気持ちを切り替えた。

 リーグ戦再開前には「公式戦が3試合、4試合続けばコンディションがよくなる」と語っていたネルシーニョ監督。次節の川崎戦は再開明け3戦目となるだけに、本来の柏らしいサッカーを見せたいところだ。