首位独走の川崎を止める切り札は〝カズ&俊輔〟の黄金コンビだ。

 横浜FCの下平隆宏監督(48)が22日にオンラインで取材に応じ、23日の川崎戦(等々力)でカズことFW三浦知良(53)の起用について「大いにある。それは今言っておく。ベンチ入りも含めて大いにある。後半のしょっぱなということで、チームに勢いをつけてもらうためにもカズさんの力が必要という判断で今回は行ってもらう」とメンバーに入ることを明言した。

 チームは20日の大分戦から川崎戦、そして26日の浦和戦と中2日が続くとあって「過密日程が続いているので、コンディションを重視して状態の良い選手をチョイスして使っていかなきゃいけない。同じ選手ばかりだと、疲弊したり、けが人が出たりする」とこれまで出場機会が少なかったフレッシュな選手を登用する方針。そこでまず白羽の矢が立ったのがカズだ。

「今非常にコンディションもいい。前回ベンチに入ったときもチームの士気が上がった」と指揮官はカズ自身の状態の良さに加えて、チーム全体へのプラス効果も強調。「メンバー入りしてもらって、スタートで行くか途中から行くかはまた明日の楽しみにしてほしい」とスタメン起用の可能性もありそうだ。

 カズだけではない。「コンディション的には(MF中村)俊輔(42)もMF松井大輔(39)も試合には出られる。中2日が続くので、そういったベテランの力も今回は必要だと思っている。もしかしたらレジェンド3人揃う可能性も十分ある」と下平監督は元日本代表のスターが揃い踏みするプランも明かした。

 超重量級のレジェンドが首位川崎の勢いを止めるか注目が集まる。