新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった国内女子ゴルフの「宮里藍 サントリーレディスオープン2020」の大会事務局は22日、予定していた賞金の一部から開催地の兵庫県に対して医療従事者用の感染防護具としてフェースシールドとアイソレーションガウンをそれぞれ約10万枚程度の購入費用を寄付することを発表した。購入費用は総額約7000万円程度を見込んでいる。

 今回の寄付に当たって大会アンバサダーの宮里藍さんは「たくさんの方々が自粛生活をしている中、新型コロナウイルス感染拡大防止と治療のため、感染リスクを背負いながらも第一線で人の命を救うために活躍されている医療従事者の皆さまに心より感謝申し上げます。ゴルフというスポーツ、またサントリーレディスオープンという大会を通じて寄付させていただくことで少しでも皆さまのサポートになれば幸いです。これからも先の見えない厳しい環境がしばらく続くことと思いますが、皆様の無事と健康、そして安全を心より祈っています」とのメッセージを寄せた。

 大会は賞金総額1億5000万円で、6月11~14日に兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で開催される予定だった。