今週開催予定だった「資生堂アネッサレディス」(神奈川・戸塚CC)の前年優勝者・渋野日向子(21=サントリー)が3日、オンライン会見を行った。

 昨年の大会では終盤に追いつき、プレーオフを制して優勝した渋野は「プレーオフになった瞬間は負ける気がしなかったというか、15、17番でバーディーを取って(流れが来てるなと)思っていたかもしれないです」とツアー2勝目を振り返った。

 一方、今季の開幕戦となった先週の「アース・モンダミン杯」では予選落ち。1週間で気持ちの整理がついたのか「『オフにやってきたことが無駄だったのかな』という発言をしてしまったんですけど、結果はもっとこれから先に出るんだ、出したいという思いが出てきて、そんなに焦らなくてもいいのかなと思いました」。休養も考えていた予選落ちの翌日も「朝起きた瞬間に(練習に)行きた過ぎて」と練習をしていたという。

 昨年優勝の「AIG全英女子オープン」(8月20~23日)は近く開催の可否が発表される見通し。「私の中ではやると思っているので、全英に向かって気持ちは前を向いています。2連覇のチャンスは私にしかないので、出た過ぎて仕方ないです」。英国では入国後2週間の自主隔離を求められるなど、ハードルはあるが、改めて出場に意欲を示した。