「樋口久子・三菱電機レディス」初日(30日、埼玉・武蔵丘CC=パー72)、今季国内ツアー2試合目の渋野日向子(21=サントリー)は72のラウンドでイーブンパーの32位発進。前半でホールインワンを達成したものの、後半はスコアを落とした。首位は勝みなみ(22=明治安田生命)で5アンダー。

 この日はピンまで148ヤードだった8番パー3、渋野は「奥でもいいと思って」と8Iを選択。数回バウンドしたボールはキレイにカップに消えた。

「カップに入ったコロンという音が聞こえました。無観客だから聞こえる音だと思うのですごく不思議でしたね」。この時点で3アンダーとし、首位に1打差に迫った。

 しかし、後半は1メートル以内のパーパットを2度外すなど3ボギー。「私って持ってるのかなと思ったんですけど、後半に実力を思い知らされました」と振り返った。

 ツアーでのホールインワンは2018年の「アース・モンダミン杯」(予選落ち)の初日以来2度目。本人の記憶ではアマ時代にも3度あり「試合は全部予選落ちです。いいことないですね(笑い)」。成績にはつながっていない。

「4回失敗しているんで、さすがに今回は通りたいです。明日はアンダーで回れるように頑張ります」。ホールインワンの悪いジンクスを振り払い、2日目は上位追撃を狙う。