大相撲春場所で大関昇進を確実にした関脇朝乃山(26)が23日、大阪市内の部屋宿舎で取材に応じ「まだあまり実感が湧いてこない。でも、素直にうれしいです。プロに入ってから大関、横綱を目指してやってきたので。目標にしてきたことが一つできたかな」と笑顔を見せた。

 25日に開かれる夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議、臨時理事会での承認を経て正式に「大関朝乃山」が誕生する。「課題はたくさんありますし、横綱に勝てるようにならないと上の番付は目指せないと思う。しっかり稽古をして本場所で勝てるようにしたい。常に優勝争いに加われるように頑張りたい」と早くも看板力士としての責任感を口にした。