白血病から復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が、退院後に初めてウイッグを外したベリーショートヘアを公開。“ありのままの姿”が話題になっている。

 自身のSNSを更新し「今日、みなさんに初めてこの姿をお見せします」と写真とともにメッセージを投稿。続けて、化粧品ブランド「SK―Ⅱ」と新たにパートナーシップ契約を結んだことから「回復への道のり、少しずつ前進していく姿を、メッセージとして発信することをサポートしてもらい感謝しています」とコメントした。これにネット上では「ベリーショートが似合う」「多くの人に言葉ではないメッセージが届いている」「完治することを心から願っている」といったエールが送られた。そうした一方、舞台裏では様々な配慮も欠かせなかった。

 今回の撮影は3月上旬に行われたようだが、池江のマネジメントを務める担当者によれば、新型コロナウイルス感染予防を最優先したという。「スタッフの人数を必要最小限にして、マスク着用を徹底しました。また、各所にアルコール消毒液を設置してこまめに消毒し、撮影時間は1時間弱で終わるようなスケジュールでした。今のような状況ではありませんでしたが、徐々に(新型コロナの)影響が出始めていたので…」。別の関係者も「決して池江の体調が悪いとかそういうのではないが、池江の体調を考慮しながら。周囲のスタッフの体調も見て撮影が進められた」。“見えない敵”の治療方法がまだ確立していないだけに細心の注意を払い、慎重な制作プロセスを踏んだというわけだ。

 水泳界のヒロインは3月には406日ぶりにプールに入ったことを報告し、先日は自身のドキュメンタリー番組が放送されるなど常に前向き。確実に一歩ずつ復帰ロードを歩んでいる。