卓球女子で東京五輪代表の伊藤美誠(19=スターツ)が7日、オンラインで取材に応じ、独自の“ストレッチ方法”を明かした。

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の延長で「普段と生活が一緒ではないと思う」と話しながらも、伊藤はモチベーションを下げることなく「変わらず過ごしている」。また、国際卓球連盟が7月末まで活動を停止していることについては「試合もいつ行われるか分からない状態だけど、8月に試合があると思っている」と前を向いた。

 そんな外出自粛が続く中、伊藤は「夜と朝が逆転したり、携帯をいじって体をまったく動かしてない状態とか絶対にあると思う」と指摘。自身も、ついスマートフォンを手放せずに「疲れてしまう」ようで「私は結構、目の運動をしています」と対策を明かした。実際に自らの目を回すようなそぶりで「こうやって動かしたり、あとは視点を合わせたり。そういうのをやっている」。

 一方、日本勢最高の世界ランキング2位になったものの「すごくうれしいけど、1位の陳夢(26=中国)に勝ったことがない。世界ランク1位を目指したい」と満足していない様子。

 1年延期となった五輪に向けては「優勝という目標は変わってはいないけど、やっぱり早く試合がしたい。いつ試合があっても大丈夫なように準備をしているし、実力を上げて待っている」と静かに闘志を燃やしていた。