プレミア再開には一層の努力が必要…元チェルシー女医が警鐘
2020.05.02 16:00 Sat
かつてチェルシーの医療チームで働いていたエヴァ・カルネイロ氏が、プレミアリーグの再開に警鐘を鳴らした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
「個人やチーム、選手や監督のレベルを超えた幅広い努力が必要となるでしょう」
「我々の観測では、再び感染爆発を起こし、個人を危険に晒すリスクも孕んだケースです。何かしらの変化が必要になるでしょう。それが潜在的に人々の安全の保全に繋がります」
「医師は感染管理の訓練を受けていますが、我々もまだ分からないことばかりです。選手や監督にも同じようなトレーニングが必要になります。またそれは、クラブの全スタッフにも同様に言えることです」
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フランスやオランダでリーグ中止が決定する中、6月上旬の再開を目指すプレミアリーグ。政府協力の下で協議を重ねている最中だ。イギリスのボリス・ジョンソン首相も新型コロナウイルスに関して「ピークは過ぎた」とし、ロックダウンを段階的に解除していく方向を明かしたが、医療現場の第一線に身を置くカルネイロ氏は「プレミア再開は再び感染爆発を起こしかねない唯一のケース」であると注意を呼びかけている。「我々の観測では、再び感染爆発を起こし、個人を危険に晒すリスクも孕んだケースです。何かしらの変化が必要になるでしょう。それが潜在的に人々の安全の保全に繋がります」
「医師は感染管理の訓練を受けていますが、我々もまだ分からないことばかりです。選手や監督にも同じようなトレーニングが必要になります。またそれは、クラブの全スタッフにも同様に言えることです」
カルネイロ氏は2009年から2015年の間にチェルシーで医療スタッフとして働いていた。しかし、ある試合中に当時のジョゼ・モウリーニョ監督から言われのない批判を受けたことをきっかけにクラブを退団。その後、性差別やハラスメント、不当解雇などを理由にチェルシー を相手取り裁判を起こしていた。
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