仙台と横浜FCの下位対決はゴールレス…共に久々無失点も痛み分け《J1》
2020.10.14 21:12 Wed
明治安田生命J1リーグ第22節、ベガルタ仙台vs横浜FCが14日にユアテックスタジアム仙台で行われ、0-0のドローに終わった。
前々節、連敗を「6」でストップも前節で川崎フロンターレに敗れ、11戦未勝利で16位に低迷する仙台は、ホーム初勝利を目指す中3日での一戦で先発2人を変更。シマオ・マテ、中原に代えて平岡、17戦ぶりのスタメンとなる松下を起用した。
一方、2試合連続で3失点を喫して連敗中の14位・横浜FCは、土壇場の失点で逆転負けとなった鹿島アントラーズ戦からこちらも先発2人を変更。袴田、皆川に代えて志知、斉藤光を起用した。
共に[4-4-2]の布陣を採用した中、中盤での球際のバトルが強調される展開に。その中でGK六反を起点とするビルドアップが機能するアウェイチームは、攻撃から守備への切り替えもスムーズで徐々に流れを掴んでいく。ただ、瀬沼や松浦のシュートチャンスはホームチームの身体を張った守備に阻まれ、決定機までには至らない。
一方、ボールを握られる展開も慌てることなく自陣でブロックを敷きながらカウンターで反撃を試みる。幾度かサイドバックの裏を狙った攻撃で相手を引っくり返していくが、全体の重心が後ろに重く厚みを作り出せない。
後半も右サイドで高い位置を取ったマギーニョが際どいクロスをゴール前に入れるなど、引き続き横浜FCが試合のペースを握る。55分には高い位置を取っていたセンターバックの小林が鋭い左足のミドルシュートをゴール左下隅へ飛ばすが、これはGKスウォビィクが見事な反応ではじき出された。
前半同様に攻めあぐねる横浜FCが焦れ始めた隙を突き、徐々に相手を押し返していく仙台。とりわけ、左サイドの関口とパラのコンビで幾度もサイドの深い位置を取ってはチャンスを作りかける。
試合がこう着状態に陥った中、65分過ぎには両ベンチが動く。ホームの仙台は山田に代えて長沢、横浜FCは松浦、瀬沼に代えて齋藤功、皆川を同時投入。
この交代を機に再び息を吹き返し始めた横浜FCだが、松尾がアピアタウィアとの接触で左肩を負傷。プレー続行不可能となり、一美のスクランブル投入を余儀なくされる。それでも、78分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーの手塚の正確なボールをニアに飛び込んだ小林が頭で合わせる。だが、ニア上を捉えた決定的なシュートはGKスウォビィクに再び好守で阻止された。
アウェイチームペースもゴールレスのまま試合は終盤に突入。横浜FCは中村俊、仙台はイサック・クエンカと共に個で局面を変える能力を持つジョーカーをピッチに送り出すが、試合はこのままタイムアップ。仙台は11戦ぶり、横浜FCは3戦ぶりのクリーンシートも共に最低限の勝ち点1獲得に留まった。
ベガルタ仙台 0-0 横浜FC
前々節、連敗を「6」でストップも前節で川崎フロンターレに敗れ、11戦未勝利で16位に低迷する仙台は、ホーム初勝利を目指す中3日での一戦で先発2人を変更。シマオ・マテ、中原に代えて平岡、17戦ぶりのスタメンとなる松下を起用した。
共に[4-4-2]の布陣を採用した中、中盤での球際のバトルが強調される展開に。その中でGK六反を起点とするビルドアップが機能するアウェイチームは、攻撃から守備への切り替えもスムーズで徐々に流れを掴んでいく。ただ、瀬沼や松浦のシュートチャンスはホームチームの身体を張った守備に阻まれ、決定機までには至らない。
一方、ボールを握られる展開も慌てることなく自陣でブロックを敷きながらカウンターで反撃を試みる。幾度かサイドバックの裏を狙った攻撃で相手を引っくり返していくが、全体の重心が後ろに重く厚みを作り出せない。
前半半ばの飲水タイムが明けると、試合の流れは完全に横浜FCへと傾く。攻守両面で相手を圧倒してハーフコートゲームを展開していくが、最後の局面でクロスの精度や連係がうまくいかない。過密日程の中でジャブを打ち続け、相手を消耗させるところまでは持って行ったが、最後の精度の課題を残して試合を折り返した。
後半も右サイドで高い位置を取ったマギーニョが際どいクロスをゴール前に入れるなど、引き続き横浜FCが試合のペースを握る。55分には高い位置を取っていたセンターバックの小林が鋭い左足のミドルシュートをゴール左下隅へ飛ばすが、これはGKスウォビィクが見事な反応ではじき出された。
前半同様に攻めあぐねる横浜FCが焦れ始めた隙を突き、徐々に相手を押し返していく仙台。とりわけ、左サイドの関口とパラのコンビで幾度もサイドの深い位置を取ってはチャンスを作りかける。
試合がこう着状態に陥った中、65分過ぎには両ベンチが動く。ホームの仙台は山田に代えて長沢、横浜FCは松浦、瀬沼に代えて齋藤功、皆川を同時投入。
この交代を機に再び息を吹き返し始めた横浜FCだが、松尾がアピアタウィアとの接触で左肩を負傷。プレー続行不可能となり、一美のスクランブル投入を余儀なくされる。それでも、78分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーの手塚の正確なボールをニアに飛び込んだ小林が頭で合わせる。だが、ニア上を捉えた決定的なシュートはGKスウォビィクに再び好守で阻止された。
アウェイチームペースもゴールレスのまま試合は終盤に突入。横浜FCは中村俊、仙台はイサック・クエンカと共に個で局面を変える能力を持つジョーカーをピッチに送り出すが、試合はこのままタイムアップ。仙台は11戦ぶり、横浜FCは3戦ぶりのクリーンシートも共に最低限の勝ち点1獲得に留まった。
ベガルタ仙台 0-0 横浜FC
|
関連ニュース