やることが多いママとしては、料理はできるだけ時短かつスムーズに行いたいものですよね。でも、最後の最後で味見をしたら、ちょっとしょっぱすぎる、甘すぎる、辛すぎるなんて味の失敗はよくあるお話。そこからの修復は可能なのでしょうか?

そこで今回は、料理・調味料研究家のMICHIKOさんによくある失敗例から、味付けのリカバリー方法を教えていただきました。

よくある味付けの失敗!リカバリー方法は?

1.「煮物に醤油を入れすぎた」

MICHIKOさん(以下、MICHIKO)「もう少し、もう少しと醤油を入れていたら、しょっぱくなってしまったなんてことありますよね。

少しの濃さなら『出し汁』を入れて炊きなおします。旨味も足りないようなら、水と酒を少量入れて、炊きなおしましょう。お酒がまろやかな味わいにしてくれます。

もっとしょっぱいというときは、具材をプラスしましょう。ニンジンやダイコン、白菜、キノコ類、豆腐やこんにゃく等の水分が多めの食材がおすすめですが、冷蔵庫にある野菜でかまいません」

●これはNG!

MICHIKO「しょっぱいからと、たくさんの砂糖やみりんなどを加えるのはNG。全体に味が濃くなりすぎて、収集がつかなくなってしまいます」

●美味しく調理するPOINT

MICHIKO「醤油の香りを楽しむには、仕上がり寸前に入れます。醤油味をしっかりつけたいときは、数回に分けて入れます。素材の味を楽しむには、初めから全部の調味料を加えた煮汁の中に食材を入れて煮ましょう」

2.「炒め物に塩を入れすぎた」

MICHIKO「一般的には、水や食材を足す方法がとられます。

卵やお米、パスタ類、ハーブ類等を加える、牛乳や生クリームなどの乳製品、日本酒やみりん、ごま油などを加えて味を変える、水溶き片栗粉を加えてトロミをつける、レタス巻きにして食べる、なんて方法もあります。

しかし、塩味はなかなか抜けないことが多いんです。

そんなときは酢。酢には味をまろやかに整える働きがあるので、酢の味が感じない程度に加えてみましょう。味をみながら、少しずつ足していくのがコツです。まろやかな味わいに変わっていくのに気がつきますよ」

●これはNG!

MICHIKO「砂糖を入れてごまかすことはやってはいけません。甘味まで際立つと別の味わいの料理になってしまいます」

●美味しく調理するPOINT

MICHIKO「塩はリカバリーがむずかしい調味料といわれています。塩は使う種類によっても塩味の度合いが変わるので、味見をしながら少量ずつ加えましょう。

また、塩を先に入れると、素材に他の調味料がしみにくくなります。塩分が野菜から水分を引き出したりもするので、味付けは最後に行いましょう。

また、薄まったからといって、すべての量を平らげてしまうと、濃い料理を食べたことと同じ塩分濃度を身体に入れてしまう事になるので注意しましょう」