不朽の名作。古き良きデザインを召し上がれ。
スウェーデンのダスタフスベリ社を代表する巨匠の陶芸作家、スティグ・リンドベリ。昨年、生誕100年を迎え復刻されたのが彼の作品の中で最も人気が高かった「BERSA」の柄をあしらったテーブルウェアだ。深みのある落ち着いたグリーンと陶磁器の組み合わせはインテリアにアクセントとしてひと役買ってくれる。温かな陽が差し込んだ冬の朝、古き良きデザインを嗜みながらゆったりとした時間の流れを感じてはいかが?
問い合わせ先/イルムス 日本橋 03-3548-8881
マニアにはたまらない幻のチェアが再現。
「CH24/Yチェア」で知られる歴史のあるデンマークの家具メーカー、カール・ハンセン&サン(CARL HANSEN & SØN)より発表されたダイニングチェア「CH26」。1949年から1950年にかけて、デザイナーのハンス J. ウェグナーによってデザインされながらも試作品すら作られたことがなかった幻の一脚だ。それが半世紀以上の時を経て、図面を頼りに復刻生産された。インテリア好きにはたまらない、北欧チェアが欲しいけれど、人と少し違ったものが欲しい人は是非。
問い合わせ先/カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア 03-5413-5421
http://www.carlhansen.jp
今日は何買って帰る? どんな花も絵になるプリミティブなベース。
デンマーク王室御用達ブランドの有名デザイナー、ルイーズ・キャンベルがデザインしたフラワーベース「FLORA」。というストーリーも良しとして、何よりも口が狭いゆえの飾りやすいデザインが魅力ポイントだ。12cmサイズは一輪挿しに。24cmサイズは一輪挿しはもちろん、雑多に花束を活けるだけで絵になってくれる。フラワーショップや道端で、気軽に花を手に入れて活ける習慣が一層楽しくなりそう。
問い合わせ先/スコープ 0120-932-800
今、あなたに語りかけるグラフィックデザインはどれ?
二人の女性デンマーク人デザイナーによって誕生した、スティルレーベン(STILLEBEN)。彼女たちがプロデュースする「STILLEBEN PRINT COLLECTION」は、テキスタイル・写真・陶芸など、異業種のクリエイターとのコラボレーションのもとに生まれたグラフィックコレクション。その一つ一つのピースはシンプルながらモダンな存在感を放つものばかり。季節やムード、その時々に合った一枚を飾って。
問い合わせ先/
ナップフォード・ポスター・マーケット 03-3370-2675
http://knapford.com
センプレ青山 03-5464-5655
http://www.sempre.jp
スタンダードだから楽しい。一家に一台欲しいシェルフ。
スウェーデン発の「STRING」のシェルフがデザインされたのは1949年。誕生から60年以上経った今でも愛されてる理由の一つは、ご覧の通り無駄のないスタンダードなデザインだから。飾るアイテムのサイズによってボードの高さを調整し、階段状のフレームにフックで固定するだけで組み立てが可能。小ぶりな日本の家屋にも、圧迫感なくマッチしてくれる。キッチン、パウダールーム、ブックスペースなど、お好みの場所で活躍してくれるはず。
問い合わせ先/ストリング ファニチャー
https://string.se
ラムウールに全身をふわっと包まれて。
冷んやりした空気を感じるようになってくると、温かく包み込んでくれるブランケットが恋しくなる。北欧の伝統的なスクエアドットをあしらったブランケットは、フィンランド西部の小さな町、ラプアにあるテキスタイルメーカー、ラプアン カンクリ(LAPUAN KANKURIT)から。100%天然のラムウールで作られた一枚は手に触れると離れたくないほど柔らかい。ふわふわの素材に包まれて、読書タイムに勤しもう。
問い合わせ先/ビオトープ 03-6447-0581
http://lapuankankurit.jp
フィンランドの家庭を明るく照らしてきた光。
半世紀にわたってフィンランドの家庭で愛されている、リサ・ヨハンソン=パッペによるペンダントランプ「IHANNE」。フィンランド語で「理想的な」という意味を持つ。その名にふさわしく、クラシックなデザインながらも、内側のシェードには不快な眩しさを抑え、光を均一に広げる素材や塗装の工夫がなされている。これぞ、まさに受け継がれるべき北欧名品だ。
問い合わせ先/メトロクス 03-5777-5866
女性陶芸家が作る北欧のモダンクラフト。
フィンランド人とフランス人の両親を持つ女性陶芸家デザイナー、ナタリー・ラーデンマキによるうつわは、手仕事による不均衡に形成されるフォルムとやわらかな色合いが特徴。最近では、影のようなブラックの上に足跡を彷彿とさせる白のドットが象嵌された新作「POLKU」を発表したばかり。女性ならではの繊細さと強さの両方を五感で感じとって。
問い合わせ先/エレファント 03-5411-1202
Photos: Daigo Nagao Stylist: Haruka Kunimatsu Editor: Maki Saijo