由緒ある特殊神事「平国祭(おいで祭り)」が石川県の気多大社で開催

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石川県羽咋市の気多大社で、3月18日(水)から23日(月)まで「平国祭(おいで祭り)」が開催される。

貴重な祭りをその目に焼き付けて写真は主催者提供


741年、能登国が越中国の一部であった時代、越中国の一宮は現在の気多大社だった。784年、越中守大伴家持が出挙のため能登を巡行した際、まず本社に参詣し、「之乎路から直超え来れば羽咋の海朝凪ぎしたり船楫もがも(志雄街道をまっすぐに越えて来ると、羽咋の海は朝なぎしている。舟と櫓が欲しいものよ)」と詠んだ。本社がいかに重んじられ、のちに能登の一の宮となる神威を当時すでに有していたことがわかる。

同祭りは、大国主命(おおくにぬしのみこと)が邪神を退治し、能登を平定した伝説にちなみ、毎年3月18日から23日に行われる古式ゆかしい祭。沿道には人々が集まり、神幸を迎える。「寒さも気多のおいでまで」といわれ、神が民衆の中においでになり一体となる能登の春祭りとして親しまれている。

【写真】祭り以外にも貴重な建築物を見てみよう写真は主催者提供


担当者は「平国祭は『おいで祭』ともいい、大国主命様が能登の国を大変御苦労されてご開拓になった神恩に感謝し、広大無辺なる護神徳を仰ぎまつる古式で、日本全国でも類例のない由緒ある特殊神事であります」と由緒を話す。

1988年からは流鏑馬神事が450年ぶりに復活し、古式に従い執り行われている祭り。大規模な渡御祭なので、まだ見たことがない人はぜひ足を運んで。

ウォーカープラス編集部

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