【どうせ乗るなら個性を主張】レアだが有名なボディカラーたち

見た目だけじゃなく機能をもったカラーも!

 クルマ選びで悩ましいポイントはたくさんある。それこそ車種選びに始まって、グレード、オプションなどなど……。その中でも意外と悩んでしまうのがボディカラーではないだろうか?

 下取り価格を考えて無難な色を選ぶのも選択肢のひとつではあるが、ここは思い切ってレアなボディカラーを選ぶという選択肢もまた一興。今回はそんな個性的なボディカラーをもったクルマを紹介しよう。

  

ミッドナイトパープル(シリーズ)

 R33スカイラインGT-Rや180SXに採用されていたミッドナイトパープル。当初は普通のメタリックカラーだったが、R34スカイラインGT-Rで登場したミッドナイトパープルIIでは、見る角度によって色が変わってみえる構造色を組み込んだものへ進化していた。その後、同じくR34GT-RでミッドナイトパープルIIIが登場し、2013年にはジュークにミッドナイトパープルⅣが採用された。

エメラルドスペクトラシャイン/アガットスペクトラシャイン

 ボディカラー名ではピンとこないかも知れないが、所謂マジョーラカラーと呼ばれるもので、トヨタ・bB(初代)の特別仕様車に設定されたもの。エメラルドスペクトラシャインは紫、青、緑などに、アガットスペクトラシャインはダークレッドからカーキに、それぞれ見る角度や光の当たり方によって変化するボディカラーだ。ちなみに“マジョーラ”は日本ペイントの登録商標であるため、それ以外のメーカーの塗料を使用した場合はマジョーラカラーとは呼べないのだ。

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シトラスイエローメタリック

 トヨタのプリウスに対して、ホンダらしいハイブリッドカーとして登場した初代インサイト。アルミを多用し800kg台前半の軽量ボディに仕上げ、2シーターと割り切った仕様でプリウスのカタログ燃費を上まわる35km/ℓという当時の世界最高の数値を実現した同車に設定されていたのが、このシトラスイエローメタリックだ。

 近未来的なルックスにはマッチしていたカラーだと思うのだが、イマイチ人気がなかったようで2004年のマイナーチェンジで早々に姿を消した。WEB CARTOP

サーモテクトライムグリーン

 新型プリウスに設定された明るい黄緑のようなボディカラー。少し前に登場したシエンタにも似たような色があるため同じものと勘違いされがちだが、じつはこのサーモテクトライムグリーンはボディ表面の温度上昇を抑える特殊な塗料なのだ。

 おおざっぱにいうと、それまで吸収していた赤外線を反射する材質が塗料に混ぜられており、それによって表面温度が約5℃ほど下がったという実験結果があるほどだ。これからの季節、エアコンの使用量を控えることができれば燃費にも良い影響があるのは間違いないだろう。WEB CARTOP

 最近はマイナーチェンジ時にボディカラーのラインアップがガラリと変わる車種も少なくないし、限定車として新しいボディカラーが設定されることも多々あるため、気になる車種の動向は常にチェックしておきたいところだ。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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