認知症×発達障害 岡崎家のトリプルケア
医療・健康・介護のコラム
【新連載】両親の介護と発達障害児の子育て…ハードな毎日を笑いで乗り越える
20年超の父の在宅生活に幕
皆さん、こんにちは! ライターの岡崎杏里です。我が家では、当時53歳だった父さんが脳出血をきっかけに認知症になり、介護生活も早20余年。その泣き笑いの日々を、ヨミドクターの連載「認知症介護あるある~岡崎家の場合~」で、2年間にわたってお伝えしてきました。
私は一人娘ゆえ、結婚・出産後も実家に通いながら母さんと二人三脚で父さんの在宅介護を頑張っていたのですが、その母さんも昨夏から要介護状態に……。まだ幼い息子を抱えて両親ともに在宅で介護するのは無理と判断。父さんには老人保健施設やショートステイを一時利用してもらいながら、いくつかの特別養護老人ホーム(特養)に申し込みを済ませ、入所の順番が巡ってくる日を待っていたわけです。
それぞれの転機
それからもうすぐ1年、父さんが入る特養が、やっと決まりました。父さんにとっては終の 棲家 となるかもしれず、そこでの生活は、私たち家族にも全く未知の領域です。
東北生まれなのに大阪のおばちゃん風というキョーレツキャラの母さんの在宅介護も、想像通り!?モーレツに大変でして……。認知症の父さんの介護とは一味も二味も違う、母娘ならではの介護の苦労話やオモシロ話がてんこ盛りなのです。
そしてこの春、発達障害(診断名は「自閉スペクトラム症」。現状では知的な遅れはない)の息子のたー君が小学校に上がりました。それぞれの暮らしが大きく変わろうとしている岡崎家。新たに巻き起こるあれやこれやをお伝えするのに、心機一転、フレッシュにスタートを切ろうというのです。
今も葛藤はあるけど…
実は息子の発達障害については、「認知症介護あるある」も含め、これまでの著作では触れたことがありません。なぜ、このタイミングでカミングアウトをしたのかというと……。
父さんが認知症だということも、初めはなかなか受け入れられなかったのですが、それ以上に、私にとって息子の発達障害を受け入れるのには時間がかかりました。今でも、心の中に葛藤があります。
ですが、家族の形が変わろうとしているいま、これまでの道のりを振り返り、本当にたくさんの人の支えで、父さんの介護に「笑い」を見つけて乗り越えてきたことに改めて思いが至ったのです。そして、両親の介護+たー君の育児という「トリプルケア」もオープンにして、笑顔で乗り越えていきたいと考えるようになりました。
……と、これまで以上にネタが盛りだくさんの予感!? 新連載も、どうぞよろしくお願いいたします!(岡崎杏里 ライター)
登場人物の紹介は こちら
毎月最終月曜日(原則)に更新します。
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モモ
私は高次脳機能障害があり、統合失調症疑い。精しん2級です。脳脊髄液減少症でも治療中。⬅️この病気では、読みドクターかなり参考になりました。友達が...
私は高次脳機能障害があり、統合失調症疑い。精しん2級です。脳脊髄液減少症でも治療中。⬅️この病気では、読みドクターかなり参考になりました。友達が記事をくれまして。
父は発達の疑いあり、母と弟は精神障害。母は手帳拒否。子どもは同じく自閉症スペクトラム。父、夫心筋梗塞バイパス手術済み。
母、弟はトラブル起こして近所では四面楚歌。村八分です笑。
メンタル弱く二進も三進も行きません。
子どもは放任状態です。
相談出来るところは全て行き尽くしました。
ひとりケアですが、どうも出来ません。夫も仕事か寝てるかで頼りに出来ません。
障害を持つ親御さんの日常も気になります。子どもばかりで、親は少数な記事しかないですから。
理想は、わがままは、アドバイス的な記事を載せて欲しいです。
私だけって事は無いと思いますので、周知も兼ねて、お願いしたいです。
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