新型コロナウイルスの流入を防ぐため、韓国当局は空港での検疫を強化している=(聯合ニュースTV)
新型コロナウイルスの流入を防ぐため、韓国当局は空港での検疫を強化している=(聯合ニュースTV)
◇新型コロナ「3次流行」防ぐには 海外からの流入・集団感染に注意 韓国で新型コロナウイルスの感染者が発生してから約2カ月が経ち、専門家は今後「3次流行」を防ぐために注力しなければならないと口をそろえる。中国の湖北省武漢から入国した最初の患者をはじめとする「1次流行」が起こった後、南東部の大邱・慶尚北道で新興宗教団体の信者を中心に感染者が爆発的に増加する「2次流行」が続いた。近ごろは中国ではなく欧州や米国などから流入する事例が増えている。また全国各地で集団感染が発生しており、3次流行が近づいているとの懸念も出ている。その上、中国からは新型コロナウイルスの突然変異が起こったとの報告があり、警戒を緩めることはできない状況だ。◇新型コロナの90代感染者 2週間で完治 新型コロナウイルスの感染が確認された90代の女性が、約2週間後に完治したことが分かった。南東部・慶尚北道慶山市によると、市内の老人ホームに入所していたこの女性は、新型コロナウイルスの集団感染の発生を受けて行われた全数調査で7日に感染が確認された。2日後にソウルの病院に転院して集中治療を受け、完治が確認されて21日に帰宅したという。◇上場企業100社の時価総額 2カ月で約3割飛ぶ 企業情報を分析する韓国CXO研究所が国内20業種の上場企業それぞれ上位5社を対象に1月20日から3月20日までの株価の比較分析を行った結果、今月20日現在の100社の時価総額は計629兆ウォン(約54兆5000億円)と集計され、国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された1月20日の859兆ウォンから29.7%減少した。同研究所は、2週間以内に突発的な要素が起こらないと仮定した上で「完治者が治療中の患者数を逆転し始めると予想される3月末から4月初めを基点に株価は上昇傾向に転じ、新たな分岐点を迎える可能性がある」と説明した。◇対話アプリで性的動画共有 運営者の身元公開に2百万人賛同 対話アプリ「テレグラム」でチャットルームを運営し、未成年者などの性的な動画などを作成・流通した疑いが持たれている「博士」というニックネームの人物の身元を公開すべきだとする請願が青瓦台(大統領府)のホームページに投稿され、賛同者が請願制度の開始以来最多となる200万人を突破した。16日に警察に逮捕されたこの人物は、アルバイトなどの名目で被害者をおびきよせ、裸の写真を送らせた後にこれを脅迫材料として性的な動画などを撮らせてチャットルームの有料会員を対象に流布した疑いが持たれている。
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