欠員(1)に伴う和歌山県議選日高郡選挙区の補欠選(6月1日投開票)が終盤を迎え、自民党県連推薦の前日高町議、芝充彦氏(53)=日高町高家=と、まちおこし団体代表の岩永淳志氏(26)=美浜町三尾=の無所属新顔2氏の訴えが熱を帯びている。街頭活動による対面での呼びかけ、各種SNSの積極活用と、それぞれの選挙戦を繰り広げている。
■「信頼される県議に」芝氏
告示後、日高郡6町を2日間で一巡するスケジュールを繰り返し、街頭活動をメインに支持を呼びかけている。町議11年間の実績をアピールし、重点施策として巨大地震に備える防災、ICT(情報通信技術)とともに対話を大切にする教育の推進を訴えている。
27日午後は美浜町の大通りや住宅街などを選挙カーで巡り、沿道で住民を見かけると車を降り駆け寄って支持を求めた。
告示日まで準備期間が短かったことから、後援会は「ぶっつけ本番」と捉え、選挙カーの走行で出会う有権者とこまめに言葉を交わしながら、地元代表としての貢献を一人一人に直接訴えかけている。
陣営は「選挙カーを見てわざわざ軒先に出てきてくれるなど、日数がたつごとに手応えは強まっている」と語る。一方、同日実施される知事選に比べて、補欠選が浸透していないという実感もあり、補欠選への投票も呼びかけている。
芝氏は「皆さんと対面でコミュニケーションを取る中、地域で信頼される県議にならなければならないという思いが日々強くなっている」と力を込める。
30、31日も街頭活動を中心に活動する。
■「骨をうずめる覚悟で」岩永氏
街頭演説や個人演説に加え、ユーチューブやX(旧ツイッター)、インスタグラムなどのSNSを駆使し、支持拡大に力を入れている。
若年層の票の掘り起こしを目的に、演説の様子をネット中継したり、県政挑戦の経緯を語る動画を配信したりしている。
陣営によると、18歳の社会人や学生が応援してくれたり、ウグイス嬢として関わってくれたりと、支持の広がりに手応えを感じているという。
28日、印南町印南のスーパー前では「日高地方の皆さんのために、骨をうずめる覚悟で選挙戦に挑む」と語った。
県の現状や県議としての活動報告を伝える「県政報告会」を少なくとも6町で開くことを公約に掲げ、デジタルを組み合わせた学校教育の拡充や農業施策について訴えた。
集まってくれた住民一人一人に声をかけることを心掛け、100メートルほど離れた場所で街頭演説を聞いていた住民に駆け寄り「聞いていただきありがとう。一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願いします」と握手を交わしていた。
30日は美浜町や印南町などで、31日は美浜町や日高町などで演説する。
新顔2氏、熱く訴え 和歌山県議選日高郡選挙区の補欠選
AGARA 紀伊民報 2025年05月29日 14時30分