前県政、転換か継承か 現職急逝から1カ月半、さあ投票、和歌山県知事選

 現職知事だった岸本周平氏の死去に伴う和歌山県知事選は6月1日、投票日を迎える。岸本県政の転換を訴える共産党公認で党県副委員長の松坂美知子氏(68)と、岸本県政の継承を目指す無所属で前副知事の宮﨑泉氏(66)=自民、公明、立憲民主、国民民主、社民県連推薦=の新顔2人が立候補している。即日開票される。

 岸本氏が4月15日、1期目途中、2年4カ月で急逝。選挙戦では、岸本氏が進めてきた県政の方向性を引き継ぐのか否かが主な争点となっている。
 松坂氏は、岸本県政では県民の暮らしへの支援が足りないとして、最低賃金の引き上げや、それに対応するための中小事業者への支援、消費税減税の国への要求、若者の奨学金返済支援策の充実などを訴えている。米不足問題については農家の所得保障で増産につなげるべきだとし、国に農政転換を訴えるとする。南紀白浜空港の「特定利用空港」指定は「軍事利用につながる」とし、国に撤回を求めるとも主張している。
 宮﨑氏は4月に副知事に就任。岸本県政の継承は「岸本知事から副知事に指名された私に課された使命」だとし、岸本氏の思いやスタイルを継ぎ「笑顔あふれる和歌山にする」「現場に足を運んで、しっかりと皆さまの意見を聞く」と訴える。40年以上県行政に関わってきた経験や人脈の広さを生かし「誰もが活躍できる社会」の実現や子育て支援、働く場所の確保、防災減災対策強化などに取り組みたいと訴えている。
 2氏とも、選挙戦最終の31日は和歌山市内を回り、それぞれの事務所前で「マイク納め」をする。
 投票は30市町村807カ所で受け付ける。原則は午前7時〜午後8時だが、593カ所で閉鎖時刻を前倒しし、うち14カ所では午後4時に締め切る。

【立候補者】届け出順
 氏名、投票日現在の満年齢、党派・現新別、職業・肩書(経歴)、最終学歴▽現住所(敬称略)
松坂 美知子〈まつざか みちこ〉 68 共新
 党県副委員長(和歌山市議)お茶の水女子大卒▽和歌山市黒田
宮﨑 泉〈みやざき いずみ〉 66 無新
 前副知事(県教育長)大阪大卒▽和歌山市福島

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