スコッティ・キャメロンから「STUDIO STYLE(スタジオスタイル)」パターシリーズが3月14日に新発売されました。12モデルがラインアップされ、好みの形状やストロークに合ったモデル選びが可能になっています。そこで、インドアゴルフレンジKz亀戸の筒康博ヘッドコーチが、スコッティ・キャメロン担当マネージャーの澤岩男氏と専属ツアーパッティングコーチの丸山颯太氏のもとを訪れ、パター選びの基本と「スタジオスタイル」選びのポイントを聞きました。
スコッティ・キャメロンの20周年モデル「スタジオスタイル」
世界のトッププロが絶大な信頼を寄せるパターがスコッティ・キャメロン。初代から20周年を記念して誕生した2025年モデル「STUDIO STYLE(スタジオスタイル)」は、時代を超越したクラシックさを持ち合わせつつ、ゼロからの再設計で打音、打感、パフォーマンスを現代のプレーヤーのニーズに合わせて大幅にアップデートしています。
アップデートの中でも注目すべきなのが、他の素材よりも優れた振動抑制能力を備えた「スタジオカーボンスチール(SCS)フェースインサート」。非常にソフトな素材で軟らかな打音と打感を実現しています。
さらに「チェーンリンクフェースミーリングテクノロジー」という新たなパターンのフェースミーリングが、優れた転がり性能と安定した打感をもたらすといいます。このテクノロジーは全12モデルすべてに搭載されています。
その豊富なラインアップから、どうやって最適なモデルを選べばいいのか。インドアゴルフレンジKz亀戸の筒康博ヘッドコーチが、スコッティ・キャメロンパター担当マネジャー・澤岩男氏と専属ツアーパッティングコーチ・丸山颯太氏にレクチャーしてもらいました。
ボールと目の位置の関係をチェックする
ツアーの現場にいる担当マネージャー・澤氏とツアーパッティングコーチ・丸山氏の2人が、パター選びの前に口をそろえて重要度を指摘してくれたのが、パッティング時のアライメント。
目標とボールを結んだ後方から見て、フェース面の向きが目標に対して真っすぐになる再現性を高めるには、まず「目の真下よりほんのわずか外側」にボールがあることが重要だといいます。
一番よくないのはボールが目の真下よりも内側(足寄り)にあること。これだとパターのライ角が合っていても、真っすぐフェース面を目標に向けてアドレスしたり、アドレスと同じフェース向きでインパクトする「再現性」を高めることが難しくなってしまうそうです。
私(筒)の場合は、ボールが目の真下よりも内側に来てしまう最悪のアドレスを防ぐため、逆にボールから離れ過ぎている点を注意されました。また上半身を右に傾け過ぎるせいで、ボール位置が左過ぎていたようです。
そこで改めて真っすぐ立った姿勢から前傾姿勢を取ってみたところ、左カカトより内側にボールを置きやすい「オフセット」のモデルがしっくりきました。
つまりゴルファーが頑張ってパターに合わせて構えるよりも、「目とボール位置の関係」がゴルファーにとってナチュラルに感じられつつ、正しいアライメントになるパター選びをすることが重要だということなのです。
「縦と横」両方のラインがイメージできるツートンカラーヘッド
スタジオスタイルで特徴的なモデルに「ファストバック」や「スクエアバック」があります。ヘッドに比重の異なる素材が使われていて、意図的にツートンカラーでデザインされています。
それが「縦と横」のアライメント感覚をアドレス時に持たせてくれる理由。おかげでフェース向きとストロークの両方をスクエアにイメージしやすく、非常にオートマチックにストロークできるのです。
アドレスで真っすぐ構えることや、ストロークの振り幅やテンポが安定しずらい人には、非常にやさしく感じられるスコッティ・キャメロンパターになっています。
また長さ38インチの「ファストバック ロングデザイン」「スクエアバック2 ロングデザイン」といった中尺モデルは、よりオートマチックにストロークできます。手首を使い過ぎたり、テンポが急に速くなったりする人にはバッチリです。
繊細なタッチが得られるブレードタイプは6機種から選べる
スコッティ・キャメロンのブレードタイプ代表「ニューポート」は、かつての伝統的なデザインとシルエットに戻しながらスタジオカーボンスチール(SCS)フェースインサートによる極上の打感&打音フィーリングを持っています。
ブレードタイプは他に「ニューポート プラス」「ニューポート2」「ニューポート2 プラス」「ニューポート2.5 プラス」「カタリナ」と全6タイプものヘッドバリエーションが用意されています。
その名のとおり、ブレード(刃)でフェース面を感じてアドレス&ストロークしたい繊細なタッチを求めるゴルファーには最高の使い心地といえます。私は以前「サークルT」モデルやツアープロに支給されたモデルを何十本か打たったことがありますが、「まるでツアー仕様」と錯覚するほどスタジオスタイル各モデルの完成度は高いです。
12のヘッドタイプと新設計のフェースによって、オートマチックなパターから繊細さを持ち合わせたパターまで、幅広いニーズに対応してくれそうな「スタジオスタイル」。好きなヘッド形状だけじゃなく、アライメントがしっかりできるモデル選びを行えば、必ずグリーンで快適にパッティングできることは間違いないでしょう。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティ「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール