近年、日本ではホットスナックや餃子・スイーツ・肉などを購入できるユニークな「自動販売機」が続々と増えています。そのような自販機は他の国にも存在するといい、オランダには「コロッケの自販機」が存在するそう。
なぜコロッケを自販機で売るのか、どのようなコロッケが食されているのかを海外旅行やテーマパークの現地情報を発信する「ユアトリップ」の担当者に教えてもらいました。
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「オランダではコロッケの自販機が浸透していて、国内で約60ヶ所に設置されています。首都・アムステルダムは特に多く、約20か所はあるようです。街中やアムステルダム中央駅の構内、オランダ最大規模のスキポール空港などに設置されています」(担当者)
オランダ国内でコロッケ自販機を展開しているのは「FEBO」というファーストフードチェーン店。自販機は主に同店の店内に設置されており、値段は3ユーロ程度。日本円にして500円ほどとのこと。日本人の感覚からするとやや高めに感じますが、物価が高くハンバーガーセットが2000円近くするオランダではかなりコスパがいいのだとか。
アムステルダムにはゴッホ美術館などの有名スポットが集中しています。それらを巡っているとゆっくり食事をとる時間がないことが多いそうで、「小腹を満たすため、私もコロッケの自動販売機をよく利用しています」と担当者。
自販機で購入できるコロッケには日本では中々見ない“変わり種”が並んでいるのだとか。
「なかでも有名なのはインドネシア料理のバミ(焼きそば)やサテ(焼き鳥)が中に入ったコロッケです。オランダは過去にインドネシアを植民地としていた影響からインドネシア料理が普及しており、コロッケの具としても取り入れられています」(担当者)
日本にも「肉じゃがコロッケ」「カレーコロッケ」などといった創作モノはありますが、インドネシア料理と融合したオランダ版コロッケの個性たるや。担当者は「実際にバミコロッケを食べましたが、アジア人の味覚に合っていておいしかったです」と振り返っていました。
担当者によれば、他にも「仔牛ひき肉クリームコロッケ」「スパイシーハーブのメンチ」など、バラエティ豊かなコロッケメニューがラインナップしているとのこと。
ちなみにオランダでコロッケは「kroket(クロケット)」と呼ばれており、街のそこかしこで食べられるものなのだそう。
「FEBOのようなファストフード的なものあれば、おしゃれカフェの高級感あるクロケットもあります。個人的にはアムステルダムの有名カフェ『ルクセンブルク』で食べたものは絶品でした」(担当者)
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日本でも大いに親しまれているコロッケ。オランダで食べると“新たな味の発見”があるかもしれません。
(取材・文=つちだ四郎)
※値段などの情報は2024年5月時点のもの