【MotoGP】ジャック・ミラー、表彰台逃すも上位争いバトルに満足「ヤマハにとってポジティブだったし、楽しいレースだった」

 プラマックのジャック・ミラーはMotoGPイギリスGPで見せ場を作りつつ、7位を記録。彼は無理をしすぎないようにしていたとと振り返り、同陣営のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が見せた速さを称賛した。

 ミラーはイギリスGPで、今季の自身セカンドベストとなる6番グリッドを獲得。スプリントではレースの半分を6番手につけたが、デグラデーション(タイヤの性能劣化)に苦しみ9位にフィニッシュとなった。

 決勝は赤旗中断による仕切り直しが発生したが、ミラーはスタートから序盤で2番手まで浮上。トップを快走するクアルタラロに次ぐ位置につけた。

 ただ中盤以降はライバルに追い抜きを許し、ミラーは7位で終了。表彰台フィニッシュとはならなかった。

「1回目のスタートは良かったよ。クリーンだったし、バイクも上手く機能していた。赤旗が出て仕切り直しになったのは残念だったね」と、ミラーは言う。

「でも2回目のスタートも上手くいった。クリーンに序盤コーナーを通過してレースを始められた。ドゥカティ勢がフロントタイヤを温めるのに苦労していたようだけど、僕らはソフトタイヤを履いていたから、スタートから上手くいったよ」

「序盤はファビオと同じようなペースで走ろうとしたんだけど、正直に言って3〜4周で、それをレースを通じてやるのは無理だと理解できた。コーナーでスピードを維持するためには無理やりバイクを曲げなくちゃいけなくて、ターン5なんかでは本当に限界だった。『これ以上は無理だ』と思った」

「アンダーステアが出過ぎないように、無理にバンクさせないようにしていた。無理に曲げるんじゃなく、バイクを自然に走らせるようにしていたんだ」

 ミラーはライバルに追い抜かれた後、ペースを取り戻すとマルク・マルケス(ドゥカティ)達とポジションも争った。ただ突風が吹くコンディションもあり、他のマシンの後ろを走り続けるのは難しかったと語っている。

 また今回レースを独走しつつもマシントラブルで勝利を逃したクアルタラロについてミラーは、他のライダーの一歩先を進んでいたと称賛した。

「風が吹いてくると、ドゥカティ勢の後ろをついていくのが少し難しくなっていたと思う。これはバイクに羽が生えていることのネガティブな面だね」

「ファビオはソフトタイヤでスタートからプッシュすることができていた。彼は自分自身の基準を持っていて、“コンフォートゾーン”で走っていたんだ。そして彼のそのゾーンは、他の皆の一歩先を進んでいた」

「(クアルタラロのマシントラブルは)本当に残念だったと思う。今日は彼が確実に勝てた日だった。あっという間に差を広げていって、僕にできることは無かった」

 ミラーはアレックス・マルケス(グレシーニ)やペドロ・アコスタ(KTM)らを相手に自身がディフェンスしきれなかった点についてはこう付け加えた。

「彼らを抑えようと全力を尽くしたけど、彼ら相手に戦うのは大変だった。ウチはかなり良いパッケージになっていたけど、自分のラインで走ったり、自分のリズムを維持する必要があったんだ」

「コーナー中盤で何かあったりすると、勢いを取り戻すのが難しい。一方で彼らはそれほどタイムをロスすることなく、コーナーを曲がれているんだ。この点は今後も改善に取り組んでいくことになるだろう。でも、ヤマハ陣営にとってはポジティブな週末だった」

「またああいう相手とバトルできてよかった。とても楽しいレースだった」

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