ハースF1、リザーブ平川亮の“フィードバック力”が開発の鍵に? 小松礼雄代表「オコンとベアマンの主張は微妙に異なる」

 ハースF1の小松礼雄代表は、今季途中リザーブドライバーとしてハースに加わった平川亮について、マシンのフィードバック力が高いと評価している。

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)から世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦する平川は、昨年12月アブダビで行なわれたポストシーズンテストでハースVF-24をドライブ。今年は日本GPまでアルピーヌのリザーブドライバーを務めたが、その後はTGRと技術提携を結ぶハースに移籍し、バーレーンGPのフリー走行1回目では早速オリバー・ベアマンのマシンに乗り込んだ。

 チームでシミュレータ作業や旧車テスト(TPC)などを行ってきた平川は、今季のハースで、F1チームに課される4回のルーキー起用義務全てを担当することとなっており、今後はスペインGP、メキシコシティGP、アブダビGPで、VF-25に乗り込むこととなる。ヨーロッパ3連戦を締めくくるスペインGPのFP1では、エステバン・オコンからマシンを引き継ぎ、ベアマンと共にセッションを走る。

 平川の走行プログラムについて訊かれた小松代表は次のように答えた。

「いや、オリー(ベアマン)と全く同じプログラムです。というのも、前回のバーレーンではブレーキに少し問題を抱えていました。もちろん、意図したモノではありませんが、それが彼のセッションを台無しにしてしまいました」

「彼はブレーキに違和感があり、マシンにもその問題が見て取れました。チームとっても、彼にとっても非常に悪いセッションでした。少なくとも今週末のFP1では、彼にフェアなプログラムを提供したいと思っています」

 そして小松代表は、フィードバック力に優れる“第3者”の意見がマシン開発の方向性を決める上で、重要な参考になると示唆した。

「エステバンとオリーのふたりはとても良いドライバーですが、マシンに対するフィードバック、つまりマシンの弱点だと思うところが微妙に違います」と小松代表は続けた。

「リョウはアブダビのテストやバルセロナ(のTPC)でも見られたように、マシンのフィーリングを掴むことに優れています。(バーレーンでは)ああいった大きな問題があったとしても、彼のフィードバックはかなり良かったんです」

「あれほど大きな問題を抱えていても、彼がパニックにならないのは良いことです。彼はとても非常に真面目に働いてくれます」

「オリーと並び、リョウからフィードバックをもらうことを楽しみにしています。彼のコメントは我々のドライバーふたりと大きく違うのか、どちらのコメントに寄っているのか。どのようなフィードバックが得られるにせよ、それはチームにとって良いことです。そういう点では、チームがプログラムを整えるというのは理に適っています」

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