「脱炭素」や「デジタル分野」人材育成が目的 長崎総科大が新たな学部を2027年開設へ《長崎》

長崎総合科学大学は、2027年に脱炭素やデジタル分野の人材育成を目的とした新たな学部の開設を計画していることを明らかにしました。

新たな学部棟を建設し、キャンパスの再編も行うということです。

長崎総合科学大学が新設を計画しているのは「先端グリーン・デジタル理工学部」です。

脱炭素や再生可能エネルギーといった「グリーン」と、ロボットやAIなどの

「デジタル」の2つの分野を重点的に学ぶことができる新たな学部で、2027年の開設を目指します。

(長崎総合科学大学 黒川 不二雄学長)

「企業もこれからどんどん(グリーンやデジタル系の)人材を取っていく。そこに人材を供給するのもあるし、希望する学生たちが本当に力をつけてそういう分野に行って自信を持って働いてもらうのを狙いたい」

学部新設の背景にあるのは「理系人材の不足」です。

国内で理系の学部に進む学生の割合は35%と、諸外国の平均より低いことから、国は50%程度まで引き上げる目標を掲げていて、特に、成長分野である「グリーン」と「デジタル」の人材育成に力を入れています。

(長崎総合科学大学 黒川 不二雄学長)

「長崎県内で大学に行って、その学生たちが就職できる企業も県外、国外からたくさん入ってきて、高度な産業を長崎に定着させたい」

学部の新設に伴い、附属高校のある「シーサイドキャンパス」の空きスペースに新たな学部棟を建設。

山手にある「グリーンヒルキャンパス」から主な機能を移し、大学周辺の賑わいにつなげるとしています。

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