赤ワインはコレステロールを下げる? 老化と栄養学の専門誌に掲載

【医者も知らない医学の新常識】

「アルコールは少量であれば健康に良い」という意見があります。その一方で、「お酒は飲まないに越したことはない」という意見もあります。お酒が健康ドリンクであるという主張の大きな根拠となっているのは、ワイン、特に赤ワインをたくさん飲んでいる地域の人は、長生きで動脈硬化の病気にもかかりにくい、というデータの存在にあります。

 それでは、赤ワインと他のお酒には何か違いがあるのでしょうか?

 ブドウの皮と種を一緒に使用する赤ワインは、白ワインや他のお酒よりも多くの、健康に良いポリフェノールという成分を含んでるという違いがあります。このポリフェノール(複数の成分の総称です)には、動脈硬化進行予防や認知症予防など、多くの健康効果が報告されています。動脈硬化の一番のリスクは、コレステロールが高いことです。それでは、赤ワインはコレステロールを下げるのでしょうか?

 今年の栄養学と老化などの専門誌に、それについての研究結果が報告されています。これまで発表された臨床データをまとめて解析するメタ解析という手法を用いて分析したところ、赤ワインを飲む人は飲まない人と比較して、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が低い傾向が認められました。一方、白ワインにはそうした効果はありませんでした。

 赤ワインは他のお酒にはない、独自の健康効果があるのかもしれません。

(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)

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