◆ソフトバンク投手練習(29日、みずほペイペイドーム)
1軍デビュー間近の若手も多し―。ソフトバンクの倉野信次投手コーチが、育成選手を含めた若手選手の成長を評価した。交流戦期間でも、雨天中止も想定した上での起用の可能性についても示唆。安定感を取り戻しつつある投手陣がさらに活性化しそうだ。
倉野コーチは言い切った。「僕の中で今まで一軍に出たことのない選手で、もう名前が挙がっている選手はいます」。具体的に名前こそ挙げなかったが、赤丸急上昇中の若手投手が2軍、3軍に並び立つ状況であると大きな期待感を示した。
2軍投手陣で見れば、4年目の左腕木村大成はチームトップの15試合に登板し、防御率1・77をマーク。育成でも新人の川口冬弥が12試合に登板し無失点、宮﨑颯が10試合に登板し、防御率2・03、宮里優吾が7試合無失点などと救援陣を中心に結果を残している。
さらに1軍経験者では2年目の前田悠伍が6試合で2勝2敗、防御率2・05と好投を続ける。開幕ローテーション争いでは早々に脱落したが、開幕後は上り調子にある左腕。倉野コーチは「去年から見ていますけど、今が一番いい状態にはある」と高く評価。6月中の先発登板についても「十分あると思いますよ。今のパフォーマンスが続くんであれば」と示唆した。
支配下登録は現在残り3枠。育成投手の昇格の可能性について倉野コーチは「僕が確実なことは言えないけど、必ず誰かが支配下になると思います」と語る。下からの突き上げが起きつつある現状に倉野コーチは「僕自身もすごい楽しみ。いい悩みは大歓迎です」とにやり。
1軍の投手陣も救援陣を中心に5月に掛けて大幅に数字が改善。「ホークスの強みはやっぱり中継ぎ陣だと僕は思ってるので、そこはやっぱ生命線にはなるので。こうやって状態を上げてくれると、本来の戦い方ができるんじゃないかな」と語るように、本来の強みを取り戻しつつある。さらなる新戦力の台頭がチームの浮上にもつながっていきそうだ。(鬼塚淳乃介)