イラン、ウラン濃縮一時停止も 資金凍結解除など条件に=関係筋

[ドバイ 28日 ロイター] - イランは、核問題を巡る交渉で米国が「政治的合意」に基づき資金凍結を解除し、民生用にウランを濃縮する権利を認めれば、濃縮活動を一時停止する可能性があると、当局筋2人が28日に明らかにした。こうした政治取引は、より広範な核合意につながる可能性があるという。

交渉団に近いこれらの関係者は、米国がイランの条件を受け入れれば、「早期に政治的合意に至るだろう」と語った。ただ、この問題は米国との協議で、まだ議論されていないという。

関係者によると、イランは合意に至れば、ウラン濃縮を1年間停止し、高濃縮ウラン在庫の一部を海外に出荷するか、民生用核燃料板に転換することになるという。

ウラン濃縮の一時停止は、米国とイランの核協議が5回目を経ても依然として残る課題の克服につながる可能性がある。

米政府高官は、イラン関係者が明らかにしたこれらの提案について、これまでのところ交渉のテーブルに上がっていないとロイターに語った。米国務省はこの記事に対するコメント要請に現時点で応じていない。

イランのファルス通信によると、外務省のバガイ報道官はロイターの報道を否定し、「イランでの濃縮は譲れない原則だ」と述べた。

関係者によると、イランはトランプ米政権が要求する核プログラム放棄や核施設の封鎖には応じない意向。その代わりに、核拡散防止条約加盟国として濃縮活動を行うイランの主権的権利を公に認め、制裁によって凍結されたイランの石油収入を放出するよう米国に求めるという。

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