高橋健介オトナ化計画【第9回】「乾杯のときにひとりだけ違った」打ち上げでの褒められエピソードを明かす

「1789 -バスティーユの恋人たち-」の公演が終了した高橋健介が近況を報告 / 撮影=後藤薫

「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第9回は、出演舞台を終えた今の心境をメインに近況を報告。オトナ化企画では、テーブルマナーの初級編として正しいカトラリーの使い方にトライしてもらった。

■ロングラン公演に向き合って感じた成長

──ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」への出演、お疲れさまでした。全公演終わりましたが、いかがでしたか?

公演が始まってからも、演出家の小池修一郎さんがときどき見に来てはダメ出しをしてくださったし、自分の中でも「じゃあこういうふうにやってみよう」と課題を見つけて挑んでいたので、毎日飽きることなく成長させてもらって。非常に充実した日々を送らせてもらいました。周りからの評価は、この作品以降の仕事がどう展開していくかでわかることかなとは思いますが、お客さんからのリアクションはよかったし、この作品で僕を知ってくださった方も多かったのでよかったです。

──得たものはたくさんあると思いますが、特に成長できたと感じたことはどのようなことでしょうか?

ロングランをやり切る体力の使い方ですかね。例えば、これまでは“マイクがなくても届ける”という考えでいたのですが、今回はいい意味でマイクに頼っていいと言われて。そうじゃないと、ロングラン公演で最後まで歌いきれないから。もちろん毎公演毎公演死ぬ気でやりますけど、その結果後半失速してしまっては意味がないので、力の抜きどころみたいなことは学びましたね。
高橋健介 / 撮影=後藤薫


■公演期間中に深まった俳優仲間との交流

──大阪公演期間中は、カンパニーのどなたかと出かけたりはされましたか?

ご飯はちょこちょこ行きました。大阪公演で言うと、(黒羽)麻璃央くんが見に来てくれまして!「見に来てくれた」というか、半分強制で呼んだんですけど(笑)。

──どういうことでしょうか?

ずっと「見に行く」「見に行く」って言っていたんですけど、東京公演が終わっても見に来なかったので、千穐楽の日に「東京終わったけど、大阪に観にくるってこと?」って言ったら…来ました(笑)。麻璃央くんが公演の前日に大阪に来てくれたので、くる(岡宮来夢)と3人でサウナに入ったり、いろいろ話したりして。ただ公演を見てくれたあとはすぐに帰ってしまって、感想は聞けなかったので、また今度ゆっくり聞きたいですね。

──聞いたら、ぜひこの連載で教えてください。

はい。カンパニーの仲で言うと、東京公演の後半くらいからダンサーのメンバーともコミュニケーションを取るようになって、ご飯もよく行くようになりました。

──最初はカンパニーでも岡宮さんに「健介くんらしくない」と言われていたとおっしゃっていましたが、やはり皆さんと仲良くなっていったんですね。

はい。やっぱりどこに行っても僕は僕だなと思いました。そうそう、伊藤あさひくんとは今回が初共演だったんですけど、一緒にご飯に行くときに、僕がご馳走していたんですね。僕も先輩と一緒のときはご馳走してもらってきていたので。そうするとあさひは毎回「申し訳ないです」と言ってきて。くるは慣れて、もうそういうことを言ってこないので(笑)、「そうだよな。あさひの感覚が普通だよな」と思いました(笑)。

──もともと仲のよかった岡宮さん、小南光司さんとの仲も深まったのでは?

そうですね。くるは、スタッフさんと一緒にごはんに行くたびに、毎回僕のことを褒めるんですよ。「初めて共演したとき、全然カンパニーになじめなかったのに、健介くんが声をかけてくれて…」みたいな。初めはうれしかったんですけど、だんだん恥ずかしくなってきちゃって、最後の方は「もうええて!」となっていました(笑)。別にそういうつもりでかわいがっていたわけじゃなかったけど、最初からかわいがっていてよかったなと思いました。

──すてきですね。

小南はずっと楽屋が一緒だったので、ずっと励まし合っていました。僕たちの歌のケアを、(俵)和也さんがずっとしてくださっていたので、最後に僕と小南からメッセージ付きのコーヒーカードをお渡ししたんですよ。そしたら「うるっときた」と言ってくださって。「毎日続く気がしていたけど、もう終わりがくるんだ」って。本当にいい現場でしたね。初めてのグランドミュージカルが「1789」の現場で、本当によかったです。

──今回、グランドミュージカルに挑戦して見えた課題や新たな夢はありますか?

意外と「あの真ん中でブワーッと歌いたい」という感情にはならなくて。今回、お芝居を結構褒めていただいたんですよ。だから4番手、5番手くらいのスパイス的なポジションでまたミュージカルに挑戦したいなと思いました。歌でのチャレンジで言うと、今度はデュエットもやってみたいですね。くるが体調不良で公演を休んだときに、落ち込んでいるだろうなと思って、小南と動画を撮ったんです。「お前の代わりに、俺らいけるかもしれないから」って、僕と小南でくるが歌う曲を何曲か歌ってみせるっていう「この曲は俺が行ける」「この曲は俺が」って二人で言い合うんですが、ヒロインのオランプとのデュエット曲で「これは無理だ、無理だ。早く帰ってこい」ってなりました(笑)。さっきも言ったように、この作品を経て、この先どんな仕事が来るかだと思いますし、「1789があったから、この作品が決まった」と目に見えてわかるようなものが、この先に続いていったらいいなと思うし、そうなれるように頑張りたいなと思っています。
高橋健介 / 撮影=後藤薫


■千穐楽後のお休みもアクティブに活動

──SNSを拝見すると、大阪での千穐楽を終えてすぐに「マクベス」や糸川耀士郎さんの一人音楽劇(糸川耀士郎 俳優10周年記念 1人音楽劇「夜啼鳥」)を見に行ったりしていますが、観劇やお芝居に対する気持ちが高まっているのでしょうか?

いや……そんなことではなかったかも。単純に、スケジュールが空いていたからという感じで。「夜啼鳥」は立花裕大くんとのツーリングの合間に行ったし(笑)。どっちも見たかったのはもちろんですけど、「1789」の本番中も合間でみんなとご飯に行ったりしたし、「終わったからゆっくり休める」みたいな感覚は意外となくて。いつも通りの休みの日っていう感じでしたね。

──そして次に舞台に立つのは6月20日〜6月22日開催の「混頓vol.6」ですね。

はい。「コントなのにミュージカルの発声をしちゃったらどうしよう」っていう不安がありますが、台本を読んで面白そうだったし、楽しみですね。ただ…「1789」が終わったばかりで、6月にはフォトブックの発売もあるし、7月にはミュージカル『刀剣乱舞』 目出度歌誉花舞 十周年祝賀祭もあって、お客さんがお金を使う機会が多いので、コントにどれだけ足を運んでくれるのかというのが少し心配ですね。コントというのは、お客さんの笑いがないと成立しないので、なんとかうまいことできればと思っていますが…。

──ご自身としてはどのような気持ちで舞台に立ちたいですか?

いつものことですが、「俳優だけどこういうこともできるんだ」と思ってもらいたいですね。今回は第6弾ですが、今までで一番よかったねって言われるようなものにできたらいいなと思います。
高橋健介 / 撮影=後藤薫


■「1789」の打ち上げでのオトナエピソード

──では最後に、最近“オトナ”を感じた出来事を教えてください。

「1789」の打ち上げでのこと。スタッフさんの席をひとりずつ回って乾杯しに行ったんです。で、全部終わったあと、照明のスタッフさんが僕のところにきて「高橋くんはスタッフからの評価も高かったよ。さっきの乾杯のときもひとりだけ違って…」と言ってくださって。何が違ったと思いますか?無意識だったんですけど「お疲れさまです、アルトワです」って乾杯のたびに名乗っていて。これってたぶん2.5次元舞台を経験してきたからだと。2.5次元舞台って、ヘアメイク落とした状態だと誰が誰だかわからなくなるじゃないですか。だからいつも名乗るようにしていました。

もちろんスタッフさん達も一緒の作品をつくってきた仲間ですが、キャストとはそこまで関わりがなかったりして、次々にあいさつにこられると「今の誰だっけ?」ってなったりすることもある。それは当たり前のこと。だけど、「1789」のスタッフさんはそれに感動してくれたみたいで。僕は自分に自信があるし、自己肯定感は高いけど、それでも「誰もが自分を知っているとは思っていてはいけない」というのが頭にあったんだろうなと思いました。これはオトナなんじゃないでしょうか。

──素晴らしいですね。

よかった。あとは6月6日に「高橋健介 メモリアルフォトブック 真縁」が発売されますので、ぜひ皆さん、チェックをよろしくお願いします!
高橋健介 / 撮影=後藤薫


■テーブルマナーに関するクイズに挑戦

結婚式やお祝いのディナーなど、必要な場面は多いものの、高橋さんが以前「意外と知らないから、挑戦してみたいかも」と話していたテーブルマナー。そこで、簡易的なテーブルセットを用意し、クイズを出題した。

──まず、カトラリーを使う際の正しい順番を答えてください。

端から使うって聞いたことありますよ!ということで、1品目がスープだったらスプーン、サラダだったらフォークですね。
カトラリーを使っている様子をイメージしながら回答 / 撮影=後藤薫

カトラリーは“外側から”使うのが正解 / 撮影=後藤薫


──正解です。

まぁまぁ。これは生きていれば学びますから。

──次の問題です。会話などで食事を一時中断するとき、ナイフとフォークを正しい位置に置いてください。

中断か…。こうですか?(ナイフとフォークを「ハ」の字に置く) いや、でもこうだと普通すぎるよな…。ナイフとフォークを右側にそろえて置く?
実は一度正解を出していたものの… / 撮影=後藤薫

「普通すぎる?」と、ちょっと惜しい回答に / 撮影=後藤薫


──では、食事を終えたときのナイフとフォークの位置はわかりますか?

もうお皿を下げてもらうタイミングっていうことですよね?え〜、全然わかんない。えーっと、じゃあもうナイフもフォークもお皿に乗っけちゃう!なんならそのお皿をテーブルの端に移動させちゃうもんね。
中断との違いがわからない…とお皿の上にカトラリーをオン / 撮影=後藤薫


──食事の中断の仕方は、実は途中で正解が出ていたんです。手を止めるときや会話している間は、ナイフ・フォークは皿の上に、カタカナの「ハ」の字になるように置きます。食べ終えたという終了のサインを示すときは、「ハ」の字ではなく、皿の右側にナイフとフォークを揃えて斜めに。ナイフの刃は自分のほうに向いているのが正解です。

なるほど。ナイフの刃を自分のほうね。確かに。敵意がないっていうことを示すんですね。

撮影=後藤薫
取材・文=小林千絵
ヘア&メーク=田中宏昌(Allure)
スタイリング=石橋修一
衣装協力=DRESS HIPPY、NARRATIVE PLATOON
小道具協力=UTSUWA
取材協力(テーブルマナークイズ)=日本金属洋食器工業組合

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