【レパードS展望】底知らずのソニックスターが中心 勝ち馬には10・2ジャパンダートクラシックの優先出走権

まだ底を見せていないソニックスター

レパードステークス2024

[GⅢレパードステークス、2024年8月4日(日曜)3歳、新潟競馬場・ダート1800メートル]

 JRAで最初に創設された3歳限定のダート重賞は、1996年9月28日に中山1800メートルで第1回が行われたGⅢユニコーンS。同レースは条件、施行時期の変更を経て今年からは京都1900メートルが舞台に。JpnⅠ東京ダービーのJRAにおけるステップレースという新たな役割が与えられた。

 JRA3歳ダート重賞第2弾となったのが当レース。09年に新潟1800メートルで産声を上げた。最初の2回はグレードが付かずに実施。11年からGⅢ格付けが付与された。以降は3歳ダート巧者の夏の目標として定着している。

 第1回の覇者トランセンド(JCダート、フェブラリーS、南部杯)に始まり、12年ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典、川崎記念、チャンピオンズC)と黎明期にこそ超大物が出たが、近年の勝ち馬はやや小物感も…。今年から勝ち馬には3歳ダート3冠最終戦のJpnⅠジャパンダートクラシック(10月2日=大井2000メートル)の優先出走権が与えられることになり、前哨戦という付加価値がレースレベルにどう影響を与えるかも注目すべき点だ。

 ブルーサン(牡・川村)はメンバー中ただ一頭の重賞勝ち馬。JpnⅠ羽田盃の前哨戦・JpnⅢ雲取賞(大井1800メートル)を鮮やかに逃げ切った。その本番は本来の戦法が取れず8着に敗れたものの、続く鳳雛Sでは2着に粘走。古馬相手の前走・GⅢプロキオンSは14着大敗に終わったが、同世代同士ならば巻き返しが見込める。

 ソニックスター(牡・木村)はアマンテビアンコ(羽田盃V)が制したカトレアSこそ11着と崩れたが、同レースを除けば3戦3勝と底を見せていない。直近2走は左回りの東京で連勝。新馬戦は右回りの阪神ながら、1800メートル戦で3馬身半差の快勝だった。初参戦の新潟1800メートルを克服する可能性も十分にある。3か月ぶりの実戦でも注意は怠れない。

 サトノフェニックス(牡・西園正)はJpnⅡ兵庫ジュニアGP2着→JpnⅠ全日本2歳優駿5着と2歳時から第一線で活躍。GⅢサウジダービー10着→GⅡUAEダービー=取り消しで海外遠征は不本意なものとなったが、立て直した効果で巻き返しを図りたい。一方、3連勝中のジーサイクロン(牡・吉岡)は、メンバー中ただ一頭、古馬相手に2勝クラスを制している。前述のトランセンド、ホッコータルマエに加えて、13年インカンテーションや昨年のライオットガールも2勝クラスで古馬を撃破していた。データ的にも注目の存在となる。

 他ではハビレ(牡・武井)は2勝クラス格付け(収得賞金900万)の身だが、JpnⅡ京浜盃3着→羽田盃4着→東京ダービー5着と戦歴の厚みは前述馬以上。3勝目が待望の重賞初制覇となるか。同じく2勝クラスのミッキーファイト(牡・田中博)は、ユニコーンS(3着)で1番人気の支持を集めた。同レースを制したラムジェットが次走のJPnⅠ東京ダービー制覇ならば、半兄にジュンライトボルト(チャンピオンズC)がいる高い潜在能力に期待する手も。

 ロジアデレード(牡・稲垣)は休み明け、格上挑戦だったリステッド・ヒヤシンスSこそ4着に終わったが、それ以外の7戦で全て3着以内を確保している安定株。初の古馬相手となった前走(1勝クラス)を逃げ切った勢いで連勝を狙いたい。

著者:東スポ競馬編集部

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