■これまでのあらすじ
夫と離婚したみのりは、息子が父親のように慕う元同級生の園田を意識するようになっていた。しかし過去のトラウマから園田は他人に深入りすることを避けていて…。自分たちの存在が重荷にならないようにと距離を置くみのりと園田。そんな中、みのり親子の引っ越しの日、息子にせがまれて園田は手伝いに行こうか悩むのだが…。
「完璧じゃなくても一緒に“家族”をやっていこう」
まさかそんな提案を、園田のほうからしてくれるなんて——。
離婚したばかりだし、正直、私にとってはそんな望みを持たないようにしていました。
でも園田が「完璧な父親にはなれないかもしれない」と不安を打ち明けてくれたとき、私の中でも何かが、ふっとゆるんだのです。
私も自信がない。
誰だって、最初から完璧になんてできない。
でも、この3人でなら…やっていけるかもしれない。
そんな希望を抱いて、私たちは“新しい暮らし”を始めたのです。
一緒に食べるごはん。絵本を読む声。
何気ない日常がこんなにあたたかいなんて。
——そう思えた、ある日。
息子が、ゲームに負けて暴言を吐いたんです。
その口調は、かつての夫そのままのようで、私は心が締め付けられそうになりながら暴れる息子を止めました。
そしてそれを見た園田はーー。
※この漫画は実話を元に編集しています
(浅田めぐ美)