韓国の離散家族再会申請者 5年間で約1万6千人死亡

【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が2018年を最後に中断されてから5年近くの間に韓国側離散家族のうち約1万6000人が死亡したと推定されることが11日、分かった。

 統一部の資料によると、韓国側の離散家族再会申請者(23年5月末現在)は計13万3680人で、このうち死亡者は69.2%の9万2534人に上る。今年1〜5月だけで1483人が亡くなった。

 19年から先月までの死亡者は1万5313人で、ここ数年の年間死亡者数が3400〜3700人であることを考慮すると、18年8月を最後に再会行事が中断されてから1万6000人余りが亡くなったと推定される。

 再会申請者の大部分が高齢で、存命者が急減している。存命中の申請者4万1146人のうち80歳以上が67.0%を占める。90歳以上は31.1%に上る。

 離散家族の再会行事は、2000年6月の南北首脳会談で採択された南北共同宣言に基づき同年8月に初開催され、18年8月までに計21回開かれた。しかし、19年2月の米朝首脳会談決裂後、朝鮮半島情勢が急激に冷え込んだ影響で5年近く開かれていない。

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