普段何気なく歩いている道路には、実はさまざまな情報が隠されています。たとえばGと書かれた黄色いシールを見たことはないでしょうか。このGはガスのG。その地下にガス管が埋まっていることを表しています。このGと書かれたシールの名前は「ガス管用スコッチレーン」といいます。

●矢印の方向にガス管が伸びている

 黄色い長方形で赤文字だったり緑文字だったりする矢印とGの文字。これは矢印の方向にガス管が伸びていることを示しています。一つの地点を中心として、さまざまな方向に矢印が向いている場合もあります。これはこの地点でガス管が分岐していることを表しています。この目印がなければ、道路工事などでガス管を損傷してしまうリスクがあります。もしガス管を傷つければ一大事となることは言うまでもありません。「ガス管用スコッチレーン」は、さまざまな人が暮らす街の安全と便利さを維持するための大事な印です。

●耐久性に優れたアルミホイル素材

 このシールは、意外にも誰でも買うことができます。調べてみたところAmazonでは在庫切れでしたが、楽天のショップでは一枚300円で売られていました。ただし、勝手に道路に貼ると屋外広告物条例などに抵触する可能性があるようです。ちなみにスコッチレーンとは、アルミホイルを基材として、印字部分は塩化ビニール樹脂シートを使用し、裏面に感圧性接着剤を塗布した路面標示材とのこと。路面になじみやすく道路や駐車場などどの様な場所にも圧力を加えるだけでスピーディに施工出来るそうです。販売しているサイトの資料を見ると、3年経過したものでもほとんど摩耗も色あせも起きていません。なかなか耐久性に優れているようです。

●赤字は鋼管(旧型)、緑字はポリエチレン管(新型)

 赤字と緑字の二種類があるのですが、赤字は鋼管が埋まっていることを示していて、緑字はポリエチレン管が埋まっていることを表しています。鋼管とは比較的古くから使われている金属製の管のことです。一方、ポリエチレン製の管は黄色で比較的新しいとのこと。ポリエチレン管は地震に強く、1980年代から普及してきました。ちなみにGという文字が直接道路に描かれている場合もあります。これもガス管が埋まっていることを意味しています。ただしこれは、主に仮舗装の部分に記されるようです。

 またDはドレーンのD、つまり下水管が埋まっています。Wだったら水道管。道路の下にはほかにも電線や通信線、などなどさまざまものが埋まっています。特に工事間際の道路や仮舗装中の道路などには、こういった記号やさまざまな数字が記されていることもあるようです。探してみると意外な発見があるかもしれません。

<参考サイト>
ガス管用スコッチレーン|ヨツギ株式会社
https://www.yotsugi.co.jp/products/detail/233