今年5月末、VR(仮想現実)設備メーカー「arpara」がarpara VRヘッドセットとarpara VRオールインワンヘッドセットの新製品を正式に発表し、同時にソーシャルVRプラットフォームarparalandを初めて披露した。

今回発表したarpara VR ヘッドセットおよびオールインワンヘッドセットは、1.03インチのマイクロOLEDスクリーンを2つ採用し、解像度は2560×2560、両目では5K×2.5Kの高精細画像が楽しめる。PPI(画像解像度)が非常に高く、広視野角、低遅延、薄型軽量などの特徴がある。LCD(液晶ディスプレイ)およびAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL )とは異なり、マイクロOLED は3514PPIにもなるため粒状感が解消され、画質のきめ細かさは通常のヘッドセットより5〜6倍高い。開口率が高くてスクリーンドア効果もなく、応答速度は1μs(マイクロ秒)で、超小型でありながら非常に大きな視覚効果を実現した。

オールインワンヘッドセット

arpara VR ヘッドセットは重さが200gで通常製品の3分の1しかない。オールインワンもたった380gだ。ベルトは斜め15度の設計で本体の重さを分散する。肌に優しい材質で、長時間の使用にも適している。

arpara VR ヘッドセットの視野角は95度、屈折率は-1D〜5D、瞳孔間距離は56〜72mmでユーザーが調節できる。リフレッシュレートは最高で120Hzで、パネルの反応が速くて残像はなく、ちらつきが大幅に低減されている。コントラスト比は1000000:1、sRGB(色域)は127、音声はバイノーラル方式の立体音響で、はっきりと聞こえる。スマートフォン、コンピュータやゲーム機と接続でき、6DoFのポジショントラッキングキットと合わせればPCでのVR体験が可能で、Steam VRプラットフォーム上の各種作品が楽しめる。

arpara VRオールインワンヘッドセットはクアルコム製XR2チップを搭載し、解像度を6倍にする機能も備える。8Kのハードウェアデコード、11倍のAI処理性能、4600mAhの大容量で持続時間が長いバッテリー、視野角95度の自然な視野で、リフレッシュレートは90Hz。バイノーラルのデジタルスピーカー、さらに3.5mmのイヤホン接続口があり、映像と音が融合した最高の没入体験ができる。カメラは4つあり、インサイドアウトの6DoFトラッキング技術を採用。ケーブルが不要で、コントローラーを使い全身で操作できる。無線や有線ストリーミングに対応し、Steam VRなどの大容量コンテンツも楽しめる。

現在、arpara VR ヘッドセットは3999元(約6万8000円)で販売しており、arpara VRオールインワンヘッドセットは間もなく販売予定だ。

VRオールインワンヘッドセットで最も有名なのは、Facebook傘下のOculusだ。昨年12月に発表された第2世代の製品Oculus Quest2は、クアルコムの第2世代のVR向けプロセッサーを使用する。第1世代よりも各種性能を大幅に向上させながらも、価格は299ドル(約3万3000円)だ。

今年に入ってから、VR周辺機器メーカー「NOLO VR」、VR動画コンテンツを手掛ける「愛奇芸智能(iQIYI Intelligent Entertainment Technology)」など、VR関連企業の資金調達が相次いでいる。また、米半導体大手「NVIDIA」とテンセントが手を組んでAR(拡張現実)やVRのソリューションをリリースした。

VRは近く低迷期を脱するかもしれない。

(翻訳・二胡)