2024年1月から新NISAがスタートしたこともあり、投資への関心が高まっています。でも投資はなんだかちょっと怖い……と、まだ一歩が踏み出せない人もいるのでは?

投資でお金を増やしている人は、投資を始める前にどんなことをしたのでしょうか?どんな準備や心構えをしたらいいのでしょうか?

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、「投資でお金を増やしている人がやったこと」について解説します。

1.投資を始める前に6カ月分の生活費を貯める

投資を始める前に、一家のメインの稼ぎ手が会社員の場合は6カ月分の生活費を、自営業の場合は1年分を預貯金で確保します。このお金のことを一般的に「生活防衛費」と言います。

生活防衛費を貯める理由は、投資している商品が値下がりしているタイミングで、運悪く、勤務先の会社や自分が経営している会社が経営不振に陥り、生活費に困った場合、元本割れしている投資商品を売却しなくても済むようのするためです。

値動きのある投資商品が一時的に元本割れすることは珍しくありません。でも過去の実績では、時間の経過とともに戻ってきます。持ち直すまで待てるように、生活防衛費を預貯金で確保しましょう。

2.お金の本を1冊読む

投資でお金を増やしている人が、最初の一歩を踏み出す際にはお金の本を1冊読むことが多いようです。あるいは、たまたまお金の本を読んで投資に興味を持ったことがきっかけで始めることも。

卵が先か鶏が先かはともあれ、お金の本、特に投資について書かれている本を1冊読んで、投資の全体像をザックリつかむことが役に立ちます。

3.積立投資をする

投資初心者の人は、「投資信託」という商品を毎月決まった金額分ずつ積み立てで買うのが始めやすいです。

投資信託とは複数の株式や債券の詰め合わせセットのようなものなので、投資信託1銘柄を買うだけで、複数の株や債券の銘柄を買ったのと同じような成果が期待できます。また投資信託を構成している株式や債券のうちの1つの成績が悪くても、全体でカバーしやすいという利点もあります。

毎月決まった金額分ずつ買えば、買うタイミングを気にすることもありません。金融庁が勧めている長期・積立・分散投資ができるというわけです。

4.投資していることを忘れる

投資信託を毎月決まった金額分ずつ積み立てるように設定すれば、あとはほったらかしで投資できます。

投資信託の基準価額は1日1回公表され、日々変化しますが、値動きにハラハラ・ドキドキする必要はありません。積立投資は短期間で利益がでる投資の仕方ではなく、長く続けることで成果が出るものです。

長い目でお金を育てる心構えが大事です。「投資をしたことを忘れる」くらいの気持ちでいた方が、心穏やかでいられます。

まとめ

新NISAがスタートして、自分の周りでも投資をする人が増え始めると気になりますよね。周りに流されて始めるのではなく、最低限の準備をしておくと、値動きに振り回されず心穏やかな投資ができます。

※投資には元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

構成/サンキュ!編集部