5位ザギトワ選手がロ代表はおかしいか ジュニア表彰台独占に年齢制限見直し論

5位ザギトワ選手がロ代表はおかしいか ジュニア表彰台独占に年齢制限見直し論

 フィギュアスケートのロシア選手権で女子ジュニア勢による表彰台独占という“異常事態”を受け、現行の選手の年齢制限を見直すべきだとの議論がロシアで高まっている。ニュースサイト「ガゼータ・ルー」などが26日までに伝えた。 

 同選手権では14歳のアンナ・シェルバコワ選手が初優勝。同じ14歳のアレクサンドラ・トルソワ選手が2位に入り、15歳のアリョーナ・コストルナヤ選手が3位となった。同選手権は1月にミンスクで行われる欧州選手権代表選考も兼ねていたが、国際スケート連盟(ISU)の規定で、シーズン開始時の7月1日に15歳となっていないジュニア(コストルナヤ選手は8月24日生まれ)は参加できず、最強の3人が一人も欧州選手権に出場できない事態となった。 

 ロシア・フィギュアスケート連盟は欧州選手権の結果も加味し、世界選手権(来年3月・さいたま)代表を決めるが3人は同選手権にも出場することはできない。 

 ガゼータ・ルーは、高難度の4回転ルッツを決めて優勝したシェルバコワ、トルソワ両選手が選ばれず、こうしたジャンプができないザギトワ選手(5位)らが代表に選出され、欧州、世界チャンピオンに挑戦する権利を与えられたことに疑問を呈した上で、年齢制限を廃止すれば、ザギトワ選手らスターがすぐに代表から外される結果となり、高まっているフィギュアスケート熱を「殺して」しまいかねないと強調。ISUは15歳という年齢が最もバランスが取れていると判断していると指摘した。 

 こうした中、フィギュアスケートのコーチや解説者の多くは逆に、年齢制限を引き上げるべきだと主張している。タス通信によると、浅田真央選手など多くの優秀な選手を育成してきたロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワさんは「少女たちに成長するチャンスを与える一方、シニアにはふさわしい結果を残せるようにするため、年齢制限を引き上げて16歳とすべきだと思う」と語った。 

 年齢制限を巡っては、6月のISU総会で、オランダ連盟が五輪と世界選手権におけるフィギュアの年齢制限を17歳以上へと引き上げることを提案したが、投票で議案に残すために必要な賛成数に届かず議題から外され、議論すらされなかった。同連盟は「シニアの世界選手権や五輪では、成熟した選手がバランスの取れたプログラムを見せる必要がある」と主張していた。  

 これについて、ソルトレイクシティ五輪アイスダンス銀メダリストのイリヤ・アベルブフさんは、「17歳というのは過激だと思うが、シニアの選手寿命を考えると制限は16歳にすべきだと思う」とコメントしていた。 

 スポーツ紙「スポルト・エクスプレス」(電子版)は「多くのコーチが、体力より体の柔軟性、敏捷性が要求されるフィギュアのようなスポーツでは、少年少女の方が大人より優位に立つことがあると指摘している」とした上で、シニアとジュニアの区分けを再検討する必要性を指摘した。 (共同通信=太田清)


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