ターボ+ECUや30㎜アップサスなど異端児の実力やいかに

アピオは現在、JB64/74をベースに4種類のコンプリートカーをリリースしている。そのうちこのJB64はTS8をベースに「ハイフロータービン」と「ハイフロータービン用トツゲキECU」、さらに「ヨシムラマフラーR77‐J」を組み合わせてパワーアップさせているのがポイントとなる。今回はこのクルマを走らせ、その実力を味わうことにした。  

まず街中。タービン+ECUというと乗りにくいイメージがあるかもしれないが、そんな印象は皆無。むしろECUにより低速トルクが増しているので、ストップ&ゴーを繰り返すような状況でも乗りやすいと思えたほど。一方高速はハイフロ―タービンの恩恵を体感できる最適なフィールド。ECUと組み合わせたことでブースト圧が1khpまでアップしており、突き抜けるような加速で他車をリードできた。  

そしてオフロード。大きな段差を乗り越えるような状況からヒルクライムのようなパワーが必要な場所まで走ったが、ECUの低速トルクとハイフロータービンの美味しい領域をともに使うことができた。サスペンションは30㎜アップなのでモーグルではタイヤが浮くシーンもあったが、ブーストがかかった瞬間にクルマを前に押し出してくれ、簡単にクリアできるのだ。過激なパワーアップではないので常に安心して運転できたのも魅力のひとつだ。さらにこのJB64には新商品の「マーカーアイアングリル」や「マグチャージスマホホルダー」も装着され、スタイリングと利便性を高めている。走りも見た目もアップしたJB64は「完全無欠」という言葉が最適な1台に仕上がっていた。

ハイフロータービンと専用ECUセッティングで ハイスピードでも街中でもノンストレスで走れる!

タイヤを大径化したり荷物を積むとパワー不足を感じしてしまうJB64のR06A型エンジン。その不足を補うべく開発されたのが「ハイフロータービン」と「ハイフロータービン用トツゲキECU」である。タービンは特に中高速域でのパワーを補完。特にECUによりアップされたブースト領域ではその性能を思う存分楽しめる。一方、発進時や低速などブーストがかからない領域ではECUチューニングによりトルクフルな走りを体感できる。ちなみにアピオはJA型ジムニーの時代からECUチューンを手がけているベテラン。ジムニーを知り尽くす老舗ならではのセッティングとなっている。
クラシックな雰囲気になる人気のアイアングリルに新バージョンが登場した。IPF製のマーカーランプとセットで販売される「マーカーアイアングリル」は憧れのマーカースタイルを実現できるぞ。
丸形ライトがポイントのリアバンパー。ホイールのセンターキャップはクラシカルなルックスだ。
けん引フックなどオフロード用装備もラインナップするのがジムニー専門店アピオならでは。
ヒューエルリッドにはミリタリーテイストなカバーを装着。雰囲気がグッと変わる人気アイテムだ。

オンロードからオフロードまで幅広くカバーする 30㎜アップという新たなるサスペンション

外回りは6430サスペンションキットに変更して車高を30㎜アップ。アピオではこれまでオンロードをメインとした20㎜とオフロードを得意とする40㎜のサスペンションキットをリリースしてきたが、この30㎜アップはその中間をカバーする車高となる。ダンパーは20/40㎜キットとは異なり調整機能はないが、実際に高速からオフロードまで走っても非常に高い完成度に仕上がっており、問題はない。30㎜アップという車高は185/85R16など大径タイヤを履いた際のルックスも良く、高速域での安心感も高いという車高アップ量。オフロードも走れる、守備範囲の広いサスペンションである。

サスペンションは6430サスペンションキットに換装され30㎜の車高アップとなる。足元にはWILDBOAR Venturaにダンロップ・グラントレックXS1を組み合せる。

こちらも新製品のWILDBOAR Venturaに装着できるメッキセンターキャップ。
専用パネルでスマートに固定&充電できるマグチャージスマホホルダー。ボールジョイント式で角度も調整可。
ドライビングシートにはRECAROの2024年最新モデル「SR-C」を装着。
自然な視界の緩曲面鏡と防眩効果のブルー鏡のルームミラー。背面もカバーするので後付け感もない。
トランスファーノブはアルミ製に交換。バフ仕上げで握り心地も良く操作性も高まる機能パーツだ。
ラバータイプの3Dトレイマット。泥や砂がフロアに落ちにくく水洗いで簡単に洗うことができる。
  • アピオ 
  • 0467-78-1182 
  • https://www.apio.jp

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