青森県西目屋村の「ふるさと親善大使」を14年務める歌手の吉幾三さん。2024年も恒例の田植えをしました。

【吉幾三さん】
「何を着ても似合っちゃうもんね。タキシード着ても、これも着ても似合うし、ご苦労様でございます」

農業スタイルでさっそうと登場した吉さん。田んぼの持ち主の前山正さんと一緒に田植え機に乗り込み、エンジンを始動させます。

村での田植えは、今回で6回目。慣れた感じで操縦し、前へ進ませ、苗を植えていきます。

今回植えたのは青森県産米の「はれわたり」で、収穫後は「幾三米」と名付けられ売られるほか、「吉」と「幾三」と名付けられた日本酒の原料にもなります。

2023年の「幾三米」について吉さんは…。

【吉幾三さん】
「でもやっぱり自分で植えたコメを食べるというのは、格別に…、変わらないんだろうけど、僕としてはおいしいですね。そう思っています」

味については上々の評価をした吉さんですが、「幾三米」は2カ月で完売するほどの人気。

吉さんの元に届くのはわずかということで、村への愛情も込めて、こんな小言も…。

【吉幾三さん】
「ありがたいことですけど、作った私の口に(少ししか)入らないってどう思います?」
「(村には)もうちょっと感謝の気持ちが欲しいね」

10月には稲刈りをする予定で、村は、2023年は実現できなかった「ふるさと納税」の返礼品にも活用したいとしています。