アメリカ軍三沢基地に、初めてF35A戦闘機が配備されることについて、青森県の宮下知事が防衛省を訪れ、騒音や事故に対する地元住民の不安解消などを強く求めました。

アメリカ国防総省は3日、日米同盟や地域の抑止力強化のため、三沢基地にあるF16戦闘機36機を、今後数年かけてF35A戦闘機48機に置き換える計画を発表しました。

これを受けて、宮下知事は、木原稔防衛大臣に緊急要請書を提出。公表の前日に県と三沢市が説明を受け、県民が報道を通じて知ったことに「極めて遺憾」だとしました。その上で騒音や事故に対する地元住民の不安解消や、民生安定などを強く求めました。

【木原稔防衛大臣】
「騒音の増大、または事故が増加するのではないかといった、地元の皆様がご不安とご懸念を持っておられることについては、我々としてしっかり対応してまいります」

【青森県 宮下知事】
「民生の安定ということが全てではありますから、そういったことについて大臣の方から前向きな話がありましたので、しっかりと地域の皆さんに理解されるように、丁寧に防衛省は説明をしていただきたいというふうに考えています」