奈良県天理市の40代女性が、実業家の前澤友作氏の写真が載った広告から投資用アプリに誘導され、計1455万円をだましとられました。

 県内では30日現在で同様の被害が100件以上、報告されているということです。

 奈良県天理市に住む女性は3月、SNS上で前澤友作氏の写真が載った投資に関する広告を開いたところ、投資家のSNSアカウントを紹介されました。

 さらに投資用のアプリなども紹介され、3月30日から4月19日までに計9回、1455万円を入金。さらにアプリ上でも800万円を借りて投資をしていました。

 その後、利益が出たため出金しようとしたところ「800万円を完済しないと出金できない」などと言われたため父親に相談。21日に警察に被害を相談したということです。

 奈良県警によりますと、去年奈良県で起こったロマンス・投資詐欺は81件で被害額は13億円、今年は30日現在で既に100件以上と急増していて、被害額も去年を上回る勢いだということです。

 また、還付金詐欺やオレオレ詐欺と違い、1件につき1000万円以上の被害が出ることが多いため、詐欺グループもロマンス詐欺や投資詐欺に移行しはじめている傾向があり、警察はSNSでの投資は疑って注意してほしいと呼びかけています。