青森県にある「レトロゲーム秘密基地」。今年2月に火事で全焼したこのゲームセンターの復活を目指し、ファンや常連客が動き始めた。

【映像】ずらりと並ぶ80年代〜90年代のゲーム機が人気を集めていた店内

 2019年にオープンしたが、新型コロナの影響で一度は閉店。その後、クラウドファンディングなどで資金を集め、およそ1年前に新店舗で経営を再開した、とことん“レトロ”にこだわったゲームセンターだ。

 「自分にとって一番楽しかった時代が80年代後半から90年代前半ぐらいだった。そのため、やっぱり作るんだったらその時代の一番楽しかった頃の雰囲気を作りたいなと思って」(店主 鳥居秀憲さん)

 しかし、今年2月…。店と隣接する建物から出火した火が燃え移り、ゲームセンターは全焼。県外からの客も増え始めていた矢先の悲劇だった。

 「もう店の再建自体は無理だなと一番思っていたのが自分だった。だが、本当にいろんな人が支援してくれて、ゲーム機も提供してくれて。『楽しかった頃を懐かしむ』というのは、本当に自分たちが生きている間だけの文化だと思うが、生きている間だけでも大事にしたい」(店主 鳥居秀憲さん)

 常連客たちの協力もあり、先週土曜日から2度目のクラウドファンディングを開始。目標金額は1000万円で、すでに860万円を超える支援金が集まっている。

 4万円の支援をしたという男性は「レトロゲームを扱うゲームセンターは年々少なくなってきている。だからこそ、今回火事で燃えてしまったのは非常に残念だったがまたかつてのような輝きを取り戻していただけるよう応援している」と話した。

(『ABEMAヒルズ』より)