<大相撲九月場所>◇九日目◇20日◇東京・両国国技館

 結びの一番で波乱が起きた。第73代横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が、前頭四枚目・大栄翔(追手風)に寄り切りで敗れ、横綱として初の黒星を喫した。

 綱取りに挑んだ先場所で横綱・白鵬(宮城野)と優勝争いを繰り広げ、第73代横綱へと昇進した照ノ富士。これまで順調に勝ち星を積み上げてきたが、九日目で大栄翔が金星を挙げた。立ち合い、正面から組み合った両者は、重心を低く構えるが、大栄翔に左のど輪を攻められ、寄り切られた。取り組み後、照ノ富士は思わず首を傾げた。

 ABEMAで解説を務めた元横綱・稀勢の里の荒磯親方は「横綱は付き合っちゃった形ですね。自分から取りにいく姿勢を出していけば相手は嫌がったと思うんですけど、ちょっと自由にさせ過ぎましたね」と指摘。それから「明日からも照ノ富士はやることはひとつです」「今日は今日、明日は明日という気持ちが大事」とコメントした。ファンも「マジか」「金星キター!!」と驚いた様子だった。

 なお、ここまで唯一1敗を死守していた前頭十枚目・妙義龍(境川)は、前頭六枚目・阿武咲(前頭六枚目)に押し出しで敗れ2敗目を喫した。これで、2敗の力士は妙義龍のほか、阿武咲、前頭十七枚目・千代の国(九重)、前頭十一枚目・遠藤(追手風)、前頭八枚目・隠岐の海(八角)となった。

 かど番大関・貴景勝(常盤山)は小結・高安(田子ノ浦)に押し出しで勝利し、5勝4敗に。同じく大関・正代(時津風)は、前頭五枚目・千代翔馬(九重)に押し出しで勝利し、6勝3敗となった。(ABEMA/大相撲チャンネルより)