5月12日に放送された『ABEMAスポーツタイム』で、ドジャース大谷翔平の“打球音”について、大谷と北海道日本ハムファイターズ時代に同僚だった杉谷拳士氏が言及した。

【映像】たしかに全然違う!大谷とフリーマンの打球音を比較

 この日、番組では杉谷氏がコメンテーターとして出演し、大谷の打球音に改めて注目する形で番組が進められることとなった。杉谷氏は、5月7日のマーリンズ戦で大谷が放った11号アーチの打球音と、直後にアーチを放った大谷の同僚フレディ・フリーマンの打球音の違いを比較VTRで紹介。「もちろんフリーマン選手もいい音なんですけど、大谷選手のスイングスピードはまったく違う。そこから出る音っていうのはより一層、ああいう高い音になりますね」と、まずはスイングスピードの差が生む打球音の違いについて説明した。

 さらに、「バットの素材が、ちょっと硬い。去年からアメリカのチャンドラー社製のバットに変えてるんですよね。硬いバットを使うことによって、より一層、ボールに対しての圧がすごくかかって、爆発的な音になるんです。それで、あれだけの高い音になりますね」と、大谷とフリーマンが使用しているバットそのものの違いが、結果として打球音の違いも生むということについても解説した。

 その上で杉谷氏は、大谷が使用しているバットの素材について、「とにかくバットの素材が硬いです、木材が。いろいろ種類があるんですけど、前回までは“バーチ”っていうバットの木材使ってたんですけど、それは吸い付くような素材なんです。これがチャンドラーの“ハードメイプル”っていうバットの素材は、硬い。出て来たボールに対して、パーンって強い衝撃を生み出す。だからこそこの衝撃音になるんですよね。(ヤンキースの)ジャッジ選手もこういうバットを使っています。パワーヒッター向きの選手がよく使うバットです」と、以前使用していたバットに比べ硬質の素材であることが、あの印象的な打球音を生んでいることを説明した。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)