【MLB】ジャイアンツ 2−10 ドジャース(5月14日・日本時間15日/サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。12号アーチ含む5打数3安打と大活躍を見せた。その第4打席でレフト線へタイムリーツーベースを放った際、三塁を狙って爆走を見せた大谷が二塁を回ったところで方向転換。つんのめるような勢いで急ブレーキをかけると、慌てて二塁に戻る一幕があった。

【映像】三塁狙うも急停止 “驚速帰塁”の一部始終

 この試合、大谷は0-0の同点で迎えた4回の第2打席でチーム初ヒットとなる先制の12号ソロを放っている。第3打席でも2球目のシンカーをうまくセンター前に打ち返すと、試合の解説を務めた元メジャーリーガーのマック鈴木氏も「(相手投手も)こうなるとどうしていいかわからなくなる」と手が付けられない状態だと評価した。そして7回、無死三塁で迎えた第4打席でも大谷は、2番手ロドリゲスが投じた高めのストレートを逆方向へ弾き返し、レフト線へタイムリーツーベースを放った。

 レフト線に落ちた打球の処理を相手レフトが手間取ると、大谷は一気に加速。二塁を陥れると、そのまま三塁を狙おうと激走する。今季2本目のスリーベースかと思われた矢先、大谷は二塁を回ったところで方針転換。爆走から“おっとっと”とでも言うような表情でストップし、すぐさま二塁へと戻っていった。

 相手のミスを見逃さない走塁と、レフトへの当たりで三塁も陥れんばかりのスピードに、中継を視聴していたファンからは「さすがやね」「マジ凄すぎるんだが」といった声があがったほか、急ブレーキに「足気をつけてよ」「足大丈夫?」など足への負担を気にするコメントも多く見られた。

 これで「本塁打」「単打」「ツーベース」とした大谷だったが、サイクルヒット達成への期待が高まった9回の第5打席はセカンドゴロに倒れ、自身2度目のサイクルヒット達成は惜しくもならなかった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)