【ブンデスリーガ】フライブルク 1−1 ハイデンハイム(日本時間5月11日/オイローパ・パルク・シュタディオン)

 フライブルクのMF堂安律のキープ力はやはり頭抜けている。ハイデンハイム戦で大柄なDFを抑え込み、浮き球を見事にキープした場面が話題になっている。このプレーを見たファンは「マラドーアンだ」「バケモノやんけ」など大興奮の様子となった。

【映像】堂安律、強くて上手い「圧巻ボールキープ」の瞬間
 
 1−1で迎えた66分、堂安が圧巻のボールキープを見せた。相手ゴールキックからの流れでボールが落ち着かず、フライブルクのDFヨルディ・マケンゴがクリア気味にロングボールを前方に送り込んだ。その浮き球を両チームの選手が競り合うものの収まらず、ボールはワンバウンドした後に堂安のほう向かっていった。

 センターサークル付近にいた堂安にとっては急にきたボールということもあり、ワンタッチ目では上手く収めることができなったものの、右腕一本で奪いにくる相手DFヨナス・フェーレンバッハを抑え付けて左足でボールをトラップ。その後も激しく寄せてくる相手に右足で上手くボールを隠して、味方に繋いだ。

 172cm・70kgとプロサッカー選手としては小柄な堂安に対して、フェーレンバッハは185cm・81kgと大柄。しかし、そんな大きな体格差を物ともしない圧巻のボールキープだった。

 このプレーに対してファンは、「うまつよ」「いまのはマラドーアン」「ばけもんやんけ」「堂安の良さ出た」「堂安の勝ち」などとトップレベルのキープ力を称賛している。またABEMA解説の安田理大氏も、「上手いですね。強い」とポジティブな反応を残した。

 堂安はこの場面以外にも、29分に豪快なダイビングヘッドでチームに先制点をもたらすなど、終始好プレーを披露。ただ、堂安の奮闘も虚しく試合は 1−1 で終了。フライブルクはホーム最終戦を勝利で飾ることができなかった。今季のブンデスリーガ最終節では、5月18日にウニオン・ベルリン戦と対戦する。

(ABEMA/ブンデスリーガ)

【映像】堂安律、強くて上手い「圧巻ボールキープ」の瞬間