【DFBポカール】カイザースラウテルン 0−1 レヴァークーゼン(5月26日/ベルリン・オリンピアシュタディオン)

 今シーズンを最高の形で締め括った選手とサポーターが、最後は一緒に歌って踊った。DFBポカール決勝でレヴァークーゼンがカイザースラウテルンに1−0で勝利し見事に優勝。熱狂的なサポーターとともに、選手も喜びを爆発させた。

【映像】スタジアムの熱狂が半端ない“歓喜の瞬間”

 DFBポカール決勝でカイザースラウテルンと激突したレヴァークーゼンは開始16分、フ
ロリアン・ヴィルツがドリブルで仕掛け、相手に阻まれたこぼれ球を、スイス代表MFグラニト・ジャカが目の覚めるようなミドルシュートをゴール左上に突き刺し先制ゴール。その後、44分にはオディロン・コスヌが退場し1人少ない厳しい展開に。しかし、数的不利でも守り一辺倒ではなく、ボールを繋ぎ相手ゴールに迫るなど見事な試合運びでこのまま1−0で勝利した。

 23日に行われたEL決勝のアタランタ戦では0−3で完敗を喫してしまい、公式戦無敗記録が51で途切れてしまっていた。その悔しさを晴らすかの如く、DFBポカールを制し、見事にブンデスリーガと合わせて国内2冠を達成してみせた。

 試合後、熱狂的なレヴァークーゼンサポーターとともに選手たちが肩を組んで飛び跳ねて大合唱。この1年、サッカー界を席巻し続けてきた負け知らずの最強軍団に相応しい、最高のシーズンの締めくくりにファンも大歓喜となった。

 レヴァークーゼン劇場の立役者となったシャビ・アロンソ監督は来シーズンも公言しているだけに、この強さをどこまで継続、さらには進化させるのか。新シーズンのレヴァークーゼンに期待せずにはいられない。

(ABEMA de DAZN/DFBポカール)