【MLB】ジャイアンツ 10−4 ドジャース(6月30日・日本時間7月1日/サンフランシスコ)

【映像】大谷翔平の摩天楼ショット!対空時間なが〜い26号ソロ

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でジャイアンツ戦に先発出場。毎年のように6月に好調を見せていることから“ミスタージューン(6月男)”と呼ばれる大谷だが、この日は5打数ノーヒット3三振と凡退。チームも序盤から打ち込まれて2−9と敗れ、6月最後の戦いを勝利で終えることができなかった。

 前日のジャイアンツ戦も4打数、1安打、1本塁打、1打点の活躍を見せた大谷。この試合を前に318打数、102安打、62打点、26本塁打、16盗塁、打率.321という今季通算成績を残しており、本塁打はナ・リーグでダントツのトップ、打率もMLB全体でトップに立っていた。

 ドジャース先攻で迎えた第1打席は、カウント1−1で迎えた3球目、ジャイアンツ投手スペンサー・ビブンズの投じた91.1マイル(146.6キロ)のストレートを引っかけてファーストゴロに打ち取られた。

 第2打席は3回表、一死2塁で迎えた。2球連続でチェンジアップをファウルして追い込まれた後、カウント2-2からの5球目、相手投手が投じたインハイへの95.0マイル(152.9キロ)のストレートに空振り三振となった。

 第3打席は5回表、二死2塁で迎えた。初級のシンカーを空振り、2球目のストレートを引っ張ってファウルと追い込まれた大谷は、続く3球目、82.2マイル(132.3キロ)、落差83センチのスイーパーに2打席連続空振り三振。

 ジャイアンツで先発したビブンズは今季、30歳でメジャーデビューした右腕だ。これまでの5登板(1勝1敗、防御率3.00)はいずれも救援登板で、この日がメジャー初先発。右打者は被打率.105と得意にしているが、左打者には被打率.308と打ち込まれていたが、初対決となった大谷に対して堂々のピッチングを披露した。

 第4打席は、8回表、先頭打者で迎えた。初級はカーブを見送り、2球目のシンカーをファウルとして、カウント1−1からの3球目、94.7マイル(152.4キロ)のシンカーを打ち損じてライトフライに終わった。

 第5打席は、9回表、味方が2点を奪って二死2塁で迎えた。初級はスライダーを見送り、続く2球はシンカーで追い込まれると、4球目はジャイアンツのクローザー、タイラー・ロジャーズの投じた73.6マイル(118.4キロ)のスライダーに空振り三振。この日は、まさかの3つの空振り三振と振るわなかった。

 試合はドジャースにとって厳しい展開となった。初回から投手ジェームズ・パクストンが打ち込まれ、1回に1失点、2回に2失点、3回に1失点、4回にはマット・チャプマンのツーランホームランを含む5点を献上。いきなりの9点ビハインドを負ったなか、5回表にクリス・テーラーがソロホームランを放って一矢報いたものの、ビブンズから奪った得点はこの1点のみ。勝負は決したか、ドジャースはパクストンを引っ張り、さらにはフレディ・フリーマンも途中交代させるなど、相手が6回に先発全員安打を記録するなかで“敗戦ゲーム色”が色濃くなっていた。

 その後、ドジャースは9回に反撃を見せたが4−10と敗戦を喫した。

 また得意とする6月は102打数、29安打、12本塁打、24打点、打率.284の成績を残しており、6月最後の試合でMLB通算500打点を記録することはできなかったが、月間MVPの有力候補となる成績を残した。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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