世界最大規模のワイン品評会「IWC(=インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」SAKE部門の、今年度のコンテストがロンドンで始まりました。

【映像】「IWC」SAKE部門のコンテストの様子

 「IWC」では、日本酒を評価する「SAKE部門」が2007年に設立され、2024年は1500以上の銘柄が出品されました。1月の能登半島地震で被害を受けた石川県の蔵元からも出品がありました。また、日本以外の蔵元からの出品は2023年の2倍近くに上るいうことです。

 日本人と外国人の審査員が、銘柄などを伏せた状態でテイスティングし、審査します。

「今まで(海外での)日本酒というのは、日本食レストランだけ。買えても手に届かないような、消費者にもほど遠いものだったんですが、(ロンドンの)スーパーが日本酒も置かなきゃという感じになっているらしく、やっと裾野が広がり出しているという感じです。IWCの蔵元さん同士の友情で(東日本)大震災に遭われた(宮城の)蔵元さんが、今回(能登地震で)蔵元さんに手を差し伸べて、醸造中のお酒を宮城まで持って行ってボトリング(瓶詰め)したという、今までにないような涙が出るようなお話です」(IWCアンバサダー・吉武理恵さん)

 5月31日に受賞酒が発表され、7月には、最も優れた「チャンピオン・サケ」が選ばれます。(ANNニュース)