全米女王の大坂、GSでの高い注目度にも平常心で前進

全米女王の大坂、GSでの高い注目度にも平常心で前進

【AFP=時事】全米オープンテニス女子シングルスを制した大坂なおみが、四大大会(グランドスラム)の新女王になった重圧を感じているとすれば、全豪オープンテニスを前にそれをうまく心に秘めていると言える。

 世界ランク4位として豪メルボルンに乗り込んでくる大坂は、昨年のフラッシング・メドウズ(全米オープン)でセレーナ・ウィリアムス(米国)に番狂わせを演じ、21歳にして女子テニス界のトップ選手に名乗りを上げた。

 ところが大坂にとって初めてのグランドスラム優勝は、理想的な形とは程遠いものだった。セレーナが審判に激高する騒動を起こして飛躍の舞台を台無しにされると、試合後には思わず涙を見せる場面があり、自分の置かれた状況に打ちのめされてしまうと心配された。

 初めてメジャー大会を制した日本人選手としての重圧に加え、その快挙によってもたらされた周囲の騒ぎによって、大坂に対してはスポットライトを浴びることに疲れ果ててしまったと不安の声が上がった。

 しかし、ニューヨークで経験した複雑な感情は過去に追いやり、大坂は次世代を担う女子選手の旗頭として現在の立場を大いに楽しんでいるように見える。

■コート外でも注目の的に

 大坂は全米オープンの後、東レ・パンパシフィック・オープンでは1セットも落とさずに決勝まで進出し、その奥ゆかしい振る舞いの下に隠された鋼の意志を見せつけた。

 さらに、テニス界でスター選手となったことでコート外でも注目を集め、米トーク番組「エレン・デジェネレス・ショー」では、大ファンであるハリウッドスターのマイケル・B・ジョーダンとオンラインで楽しい会話を交わす一幕もあった。

 オーストラリア入りをして以降、大坂はリラックスして陽気なムードを見せており、コアラと一緒に写真撮影をしたり、記者会見では報道陣にジョークを飛ばしたりしている。世界68位として無名の存在だった昨年大会とはまるで別人のようであり、あっという間の大躍進にも平常心を保っていると話している。

 大坂は先日、ブリスベン国際を前に「パフォーマンスをする上で重圧を感じたことはない。グランドスラムでは一番楽しんでいる」「ある程度のプレッシャーは常にあるけれど、それは自分自身の中からくるもの」と話していた。

 2011年に全米オープンを制しているサマンサ・ストーサー(オーストラリア)は、大坂が注目を浴びることにうまく対処していると称賛し、これからも勝利を積み重ねると予測。「全米オープンで優勝した後、東京で決勝まで進出したナオミの戦いぶりには、本当に感銘を受けている」と話した。

「私が優勝したときは、喜びに浸って2週間はほとんどボールを打たず、そのまま東京へ行って負けてしまったのを覚えている。とにかく準備不足で、有頂天の状態から抜け出せずにいた」「自分への期待がどんどん大きくなって、それに対処することは簡単ではなかった。だけど、ナオミが東京で自信をつけることができたなら、今年の夏も彼女にとって良い結果が出るはず」 【翻訳編集】AFPBB News


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