和歌山県警串本署は9日、串本町潮岬の「望楼の芝」で、南海トラフを震源とする巨大地震など大規模災害の発生に備え、警察航空隊と合同で、夜間にヘリコプターを安全に離着陸させるための訓練に取り組んだ。
 南海トラフの巨大地震が発生した場合、串本町は孤立する可能性が高いことから、被災者の救助や物資の輸送などにヘリを活用するため、臨時のヘリポートを設ける手順を確認することなどを目的に実施した。
 同署警備課と地域課から7人が参加し、望楼の芝に緑や黄に光る高輝度LEDの装置を16個置き、ヘリコプターが進入したり、着陸したりする場所を確保。白浜町の南紀白浜空港を午後7時ごろに飛び立った県警ヘリは15分ほどで串本に到着し、着陸した後、すぐに飛び去った。
 同署の井口潔警備課長は「臨時ヘリポートを設置することで、県警ヘリだけでなく、関係機関のヘリも離着陸し、救助や物資の搬送ができる。今後も実践的な訓練を重ね、緊急事態に対応できるようにしていきたい」と話していた。