和歌山県紀南地方の山間部で、つる植物のマタタビ(マタタビ科)が、木々に絡んで、白くてかわいい花を咲かせている。
 梅雨時に、枝の上部に付く葉が白く変色して、その下に直径2センチほどの花を付ける。
 田辺市の山間地域の道路沿いに点在し、斜面の木に巻き付いている。長く垂れ下がった株もあり、場所によっては手が届く所もある。
 実は辛味と特有の香りがあって、食用になる。特に虫こぶとなった果実は珍重される。ネコ科の動物が好むことでも知られる。和名の由来は、食べるとまた旅ができるからという説がある。