南海トラフを震源とする大規模地震の津波に備えて和歌山県串本町サンゴ台の高台(海抜約50メートル)に移転した同町の新庁舎で26日、業務が始まった。
 新庁舎は1階に住民課や税務課、福祉課、こども未来課などを配置。2階には総務課や産業課、企画課、教育課などを置いた。
 開庁に合わせ、田嶋勝正町長が午前8時15分から館内放送を使って訓示。「もし災害が起こった時には、いち早く災害対策本部を立ち上げ、復旧復興に向けて対応できる施設を建設した。合併後に点在していたそれぞれの部署を集約することができ、行政効率が上がる。皆さんのモチベーションも上がっていると思うので、それを住民の皆さんへのサービスとして届けていきたい」などと呼び掛けた。
 移転後も古座分庁舎(串本町西向)では引き続き、戸籍・住民票・印鑑証明、税証明などの各種証明書の交付や各種町税・保険料・住宅使用料の収納、生活保護医療券の発行、古座図書室の図書の貸し出しなどは行う。
 一方、これまでの本庁舎に代わり、同町串本の町文化センターで各種証明書の交付や医療券の発行などを新たに受け付ける。
 戸籍届け出や住所異動、印鑑登録などは新庁舎のみで受け付ける。
 町役場の電場番号は代表(0735・62・0555)などはこれまで通りだが、古座分庁舎にあった建設課や水道課、教育課、議会事務局などの電話番号は変更になった。